内容説明
やがてブームは終わり、世間は彼らを「一発屋」と呼んだ。大ブレイクを果たしたのちテレビから姿を消した彼らの人生はしかし、その後も続いている。自身も一発屋芸人と呼ばれた著者が、コウメ太夫、ジョイマン、波田陽区、キンタロー。、スギちゃんなど12組の芸人に取材。不器用ながら一歩ずつ前に進むそれぞれの今に迫った。編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞の、感涙ノンフィクション。(解説・尾崎世界観)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
114
2021/7/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2023/2/6〜2/8 自らも”一発屋”である髭男爵、山田ルイ53世が、一発屋芸人たちにインタービューした記録。 レイザーラモンHG、コウメ太夫、テツandトモ、ジョイマン、ムーディ勝山と天津・木村、波田陽区、ハローケイスケ、とにかく明るい安村、キンタロー。、スギちゃん、髭男爵と錚々たる面々。山田ルイ53世の文才もあって、上げ下げが心地よい。名ドキュメンタリーである。2023/02/08
けそけそ
60
一発屋芸人が綴る一発屋芸人の魂のノンフィクション ⭐︎3 もはやジャーナリストである髭男爵 山田ルイ53世による、一発屋芸人のレポート。12組の芸人には、どれもドラマがあるが、そこは一発屋芸人、ツッコミどころやネタ満載。作者が上手く書き上げているものの、実際はめちゃくちゃ変わった人達が多いんだろうなと感じます。2021/02/16
kokada_jnet
45
文才があるという評判でしたので、期待して読んだのですが、残念な結果でした。「芸人で文才がある」という場合、つい、水道橋博士やかつての大川豊(大川興行)クラスを想定してしまうのですが。こちらの過剰な期待が、間違えていたようです。そもそも大川豊『日本インディーズ候補列伝』みたいな本なんだから、そのレベルの面白さを当方は期待してしまう。2021/07/07
tomi
34
新年一発目は、一発屋芸人「髭男爵」による一発屋芸人たちの今を取材したノンフィクション。数年前、コメディ舞台でのシークレットゲストで天津・木村、ジョイマンといった面々が登場して、お馴染みネタを披露したのを見ました。彼らが登場しただけで会場がドッと沸きました。一発も当てられない芸人がほとんどの中、ブームは去ってもしぶとく生き残り、多くの人々に知られている彼らは実はすごい人たち。彼らを温かく、時に厳しく描いた著者もそうですが、一発屋を名乗っていても、決して一発屋ではないのですね。文庫版ではスギちゃんを追加。2021/01/08
おいしゃん
30
お笑いどころか、テレビ自体あまり見ないので、読んで楽しめるか心配すらしたものの、とても良い本だった。 一発屋と呼ばれようとも、彼らに「終わった」つもりは毛頭なく、不器用ながらひたむきに芸に生きようとする姿に心打たれた。2021/01/16
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