内容説明
身長二メートル、体重一四五キロ。
猫叉シャモンをひきつれて、妖魔封じを稼業とする現代の陰陽師、九十九乱蔵。
ある日乱蔵は、小田原で巨大な獣に襲われた!
その獣の正体は――――キマイラ?
夢枕獏の人気作、『キマイラ』と『闇狩り師』の両シリーズが、コミックで合体!
同じく夢枕獏原作の『荒野に獣 慟哭す』を完結させたばかりの伊藤勢が贈る、
痛快アクションコミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろんぱぱ♪
34
あ、持ってた(笑)けど、キマイラがビジュアルで動いているのが嬉しい。乱蔵は、ちゃんとランクルに乗ってるし。三蔵くんもチラッとでるし、シャモンを弾く雲斎はオルオラネのオマージュだし、オリジナルでありながら原作らしさがあって面白い(^.^)bで、文庫版のメリット、縮小されたことで、キマイラがきめ細かく表現され、良かったです。で、本音の感想、そっかぁあの無敵の雲斎でも、尿管結石の痛みは耐えられなかったかぁ(笑)2015/08/19
ヘビメタおやじ
8
闇狩り師・キマイラ両シリーズのファンとしては、例え表現方法が違えどうれしいです。それも、乱蔵と巫炎との邂逅となれば。一作品としてならばよくできていると思います。特に、キマイラの造形は素晴らしいです。しかし、どうしてもストーリーだけの面白さではない、乱蔵の感性、ユーモアという大きな魅力が伝わらないのが残念です。ニョンパ、シャモン、菊地、知った名前が出てきて、にぎやかなのですが、どうしてもバトル漫画の軽さを感じてしまい、別物と分かりつつ、申し訳ないけれど「これではない。」と思ってしまいました。2024/03/25
じょり
3
5/27実家からの帰り道衝動買い。作画の漫画家さんが好きなので読んでみたけど、なかなか悲しい顛末。一線越えるか超えないかは大事な人がいるかいないか。もしくは失ってしまったか。キマイラがいつかまた出てくるまで家族を殺された少年の闇はぬぐえないのか。2019/05/28
tomite
1
小説で本作が読めるのはいつになるのかわからなかったので、漫画という形で読めてよかった。つーか、キマイラ化した人間と素手で殴り合うなんて、乱蔵くらいだろう。弟の三蔵でワンチャン行けるかどうか。まだ未熟だからなぁ。漫画オリジナルキャラも、物語の魅力に貢献していて良き。封印されていた赤朱子の描写は、日本広し、あらゆる漫画家さんが居ようとも、この伊藤勢にしか出来ないだろうなぁ。秀逸すぎて、食い入る様に観てました。2022/08/13
fap
1
キマイラを絵に描ける人がいるとは思わんかった。 すげぇ。 漫画としても面白い。 一応生身の人間がキマイラと殴り合うあたりとかもうね。 「たまには止めろよ、バクー」 鷹揚な男であった。 2022/05/01