スターツ出版文庫 龍神様と巫女花嫁の契り

著者名：涙鳴/月岡月穂

スターツ出版（2020/12発売）

• ISBN：9784813710059

内容説明

社内恋愛でフラれ恋も職も失った静紀は、途方に暮れ訪ねた『龍宮神社』で巫女にスカウトされる。静紀が平安の舞の名士・静御前の生まれ変わりだというのだ。半信半疑のまま舞えば、天から赤く鋭い目をした美しい龍神・翠が舞い降りた。驚いていると「てめえが俺の花嫁か」といきなり強引に求婚されて!?　かつて最強の龍神だった翠は、ある過去が原因で神力が弱まり神堕ち寸前らしい。翠の神力を回復する唯一の方法は・・・巫女が生贄として嫁入りすることだった！神堕ち回避のための凸凹かりそめ夫婦、ここに誕生!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

軽いと言うか若者向けのお話で・・ただ龍神様の言葉遣いが今風若者で違和感満載でしたが・・。二股かける人が増えてきているのでしょうかね。男も女も別れだけはキチンとしとかないと祟られまっせ。怖い怖い(ーー;)。年ですなぁ・・ちょっとまともな本を読んだ後はすぐ軽い本に行ってしまうんやから。龍神様でも化け猫でもええ。自分が惚れて一緒になりたい！って言うんなら。人の為・皆の為に人柱になったりしたんではあかん！。そりゃ念が籠るやろ。人の為なんかに生死をかけたらあかん。自分が一番や。今は人を巻き添えにする事件が多すぎる

2022/09/04

[hirune]

【Kindle】龍神の翠様、人間への不信から力も削がれ巫女の静紀の舞でチャージしないと弱々なのに物凄く偉そうで口がすんごく悪い😅天邪鬼で真意が読みにくい…。それでも靜紀が二股されてウジウジ引きずってた失恋の痛手を吹っ切って、手の掛かる龍神様と良い夫婦になれそうで良かった。神主の吉綱さんも舞の師匠 静御前も化け猫ミャオもいいキャラで好感が持てました😄

2023/06/28

[よっしー]

異類婚姻譚かつ、ほのぼの甘々なお話を…と思い、手に取りました。改めて…神様って人間からの信仰が無いと弱ってしまう存在なんだと思う反面、人は困った時に神頼みはしても、普段はその感謝を示す事もほとんど無いなとも感じました。だからこそ、何だかんだとありながら神である翠が再び人間を受け入れ、静紀との幸せを掴んだのて良かったです。さっくりと読めました。

2024/09/07

[ぐっち]

神堕ち寸前の龍神の巫女兼花嫁になったのは、二股されたうえ捨てられたヒロイン。最初は設定を説明するので精いっぱいだな、と思っていたけど、ミャオと太一君の話で引き込まれ、翠目線の話で良いなと思い、楽しく読み終えました。

2020/12/27

[ひぬ]

神堕ち寸前の龍神・翠の元にほぼ強引に嫁がされた主人公・静紀。前の仕事から半ば逃げるように神社の巫女として働き始める彼女ですが、前世の静御前の指導もあり、着々と自信を持ち始めます。翠が静紀に接するにつれて考えを改め、徐々に彼女に惹かれていく姿は王道ながらも良かったです。ミャオと太一、そしてそれを通じてミャオと静紀が仲良くなる過程が一番好きなエピソードでした。元カレはちょっとないな…

2022/02/12