内容説明
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。彼は依頼を受け、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を殺害した。だが、その結果、性的人身売買のために拉致された女性たちに危害が及ぶと知った。彼女たちを救うべくグレイマンは行動を開始し、ボスニアで欧州連合法執行協力庁のタリッサと遭遇する。彼女は拉致された妹を探していた。彼はタリッサとともに、拉致された女性たちの行方を追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
87
うわー、しょっぱなから釣り針だらけ(笑) しかもジェントリーのとこだけ噂の一人称視点だよ。過去にも「たすけて」とか「おばさん、頑張って」とか、緊張のどピークで膝が抜ける迷台詞(訳)が多々あれど、そいつが全開で襲ってきます。いやー、本国レビューで叩かれるわけだ。んで、さらにノリノリで拍車をかける翻訳。た、た、た、楽しいいいいーー(笑)2020/11/22
くたくた
73
我らがコート・ジェントリー君に送る言葉。「下手の考え休むに似たり」 まあ、ジェントリーの制御不能な暴れ馬的良心が選んだ道は休むどころではないがね。ともかくもグリーニーの実験にお付き合いするこの巻。書くのも今更感があるがジェントリーの一人称現在型。ジェントリーの思考が何の役にも立っていないのに冗長だ(笑)。おまえもう黙って働け。PITを2ページにも及ぶ解説はいいにしても内容がwww 俺はCIAでコレを習った。その後も自分で習熟した。おれなら出来る。やるんだジェントリーっ。いいから黙ってやれや(笑)。2021/05/01
Panzer Leader
64
「第169回海外作品読書会」いやー、グレイマンはやっぱり最高!彼独自の倫理観で行動して、爆弾背負って火中の栗を拾いに行くのは最早お約束の属性。しかも今回の敵方は全て抹殺されて良しの大悪党たちに、相棒は優秀なれど戦闘力皆無のアナリストで果たしてどう立ち向かうのか。賛否両論の一人称視点だけど前作までのツッコミどこ満載の脳内セリフで慣れているせいか自分は気にならず。急いで下巻へ突入します。2020/11/26
猿吉君
59
グレイマン8作目、かなり女難の相な展開に!感想は下巻に記載します。2021/08/02
Richard Thornburg
56
感想:★★★ シリーズ第9弾。 のっけからプロらしからぬ、でもグレイマンっぽい仕事っぷりで、いつものことながらお人好しな性格が災いして事件に巻き込まれていきます。 挙句、イロイロと調査していくうちに国際的な人身売買組織と真っ向から戦う事態に発展・・・ 組織に誘拐された妹を救おうと無計画に奔走するタリッサに対してグレイマンが繰り返し口にする「俺を信じろ」は、タリッサの立場になれば「なんだかなぁ~」って気分になるんだろうけど、グレイマン的には不器用ながらも精一杯気を遣ってるんだよ。 2022/01/10
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