内容説明
生徒の不審死、さらに容疑者の失踪と、エリンガム・アカデミーでの事件が相次ぎ、スティヴィは無理やり家に連れもどされてしまう。せっかく学校にも馴染み、念願だった80年前の事件の再捜査も進んできたところなのに。そこに上院議員のエドワード・キングが現れ、息子のデヴィッドが放校されないように協力してくれるなら、スティヴィを学校に戻してやると言ってきた。他に手はなく、役目を引き受けたスティヴィだったが、アカデミーでさらなる事件が……。天才を集めた学校での事件に挑む、少女探偵スティヴィの活躍を描いたシリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほちょこ
35
話が煮詰まってきた。そしてまだ続こうとしているけれど、すでに過去の事件の結末が見えつつある。学校の敷地見取り図は添付されてるが、どちらかというと、地下通路の見取り図と建物内の見取り図が欲しいのである。完結編、早く出してもらわないと、また物語を忘れそう。2021/03/26
えむむ
20
2作目読了。昔の方はまあまあそんな感じかと思ってたけど、今の方はまだ?あの人だったらショックだな~。ジュブナイルとしても面白いので、のんびり読むことにした。10代の気持ちのジェットコースターがなつかしく微笑ましい2024/05/28
くろき
12
前回に比べてミステリー色が少し強まって、スティヴィの天才探偵感が増したのがよかったです。過去編の解決と現代編の事件進展がうまくなされてて、まさに第2巻、the 物語の中盤という感じ。第1巻よりも内容濃いめで、第3巻も読まなければ!と駆り立てる魅力があります。かわらず、話も読みやすく、キャラの良さもあるので長いけどスラスラいけます。次も読む!2022/01/10
Naoko Takemoto
11
天才探偵?あとがきにちらっと書いてあったが、エリンガム・アカデミーに集まる子女達はある意味コミュ障で、天才というよりオタクが過ぎているようだ。面倒くさくて青臭い連中であまり好きになれない。たかが物語、こんなところに目くじら立てても仕方ないか。全体的に無駄が多い印象は否めず、長すぎ。読んでいて何度も嫌気もさした。事件は少し進展はあったがすっきりせず2巻目終了。エリンガムの失踪の謎より、上院議員のエドワード・キングが小娘ステイヴィに固執する意図のほうが興味がある。息子のことだけだろうか?2021/03/01
入江大和
5
過去の事件が少しずつ真相に近付いているのに、現実の世界では謎が深まるばかり。めんどくさいデヴィッド、不思議と頼りになる(心理的に)ネイトと(物理的な)ジャネル、怪しいエドワード・キングと(呼ぶときは)チャーリーと登場人物は様々。アリスの運命が知りたいので最終巻へ。2022/03/14