HARTA COMIX 夕凪に舞え、僕のリボン 上

著者名：黒川裕美【著者】

KADOKAWA（2020/11発売）

• ISBN：9784047361133

内容説明

舞台は1984年、広島の港町。

母親の病死から立ち直れない内気な少年・凜太郎は、
ある日、新体操に出会う。
その美しさに衝撃を受け、新体操を始めた凜太郎だが、
昔気質の父・修は強く反対する――。

夢を追いかける少年の成長と、家族の絆を描く感動作、上下巻同時発売！


【著者プロフィール】
黒川裕美(くろかわ・ゆみ)
広島県出身。2015年、ハルタコミックグランプリを受賞。
ハルタ32号の読切「夏が過ぎたら」でデビュー。
ハルタ57号～78号まで初連載『夕凪に舞え、僕のリボン』を執筆。
画力、演出力ともに急成長中のホープ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かなっち]

設定に惹かれて、手に取りました。新体操に夢中になる、少年のお話です。上下巻で完結なんですが、ページ数のボリュームが凄くて、4冊分はありそうでした。もちろん内容も濃厚で面白く、ページをめくる手が止まらずに一気に読み進めました。好きな事ができない家庭事情と、女性にのみ許された競技…、自分ではどうすることもできない苦難が何度も少年を襲います。それでも諦めず、誰にも負けない情熱で突き進む姿に、涙が止まらないのです…。唯一味方のお姉さんにも胸が熱くなり、文句なしの★★★★★でした。

2022/03/12

[sai]

内気な少年が新体操のリボンの美しさに出会って、成長していく話。真剣な横顔、眼差し、舞うリボン、かっこよくて綺麗だ。ひたむきに、真摯に向き合って、練習して、舞い踊る。 先生と幼なじみ、姉の理解を得て、自分でも壁に立ち向かう。 下巻も読む。

2021/01/12

[マカダミアナッツ]

面白かったー！！凄く丁寧に主人公とその回りの人物を描いていて、思わず応援しながら読んでしまいました。下巻もすぐ読みたくて電子で買いました。

2021/06/02

[photosynthesis]

私の2020ベスト漫画です。 なんと美しいことか。絵もキャラクターたちも、目指す世界も。2020年、一番泣きました。 所々描かれる遠景もとても美しいし、表情も美しい。

2020/12/01