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内容説明
「臓器は鮮度が命。」医療AI・通称“プロフェッサー”の発明により医療技術が飛躍的に発達した近代日本では、大規模な医療改革が行われ、新・臓器移植法=通称“ドナー法”の名のもと、全国民に死亡時臓器提供の義務が課せられた。 それから15年。 医療保険省に勤務する隻眼の臓器移植コーディネーター・立浪は、1人の死が7人の生を紡ぐ世界で今日も“臓器”をめぐるさまざまなドラマに立ち会い――。(医療監修:吉開俊一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碧海いお
6
久しぶりに医療関係の漫画が読みたくて読んだ本。題名の通り、肝臓移植コーディネーターの仕事をしている立浪が主人公。フィクションがまじってますが、提供者と移植者との視点がえががれる。2022/05/05
花桃
3
臓器は鮮度が命。非情な言葉ですが、ある意味的を射た言葉で、でも臓器提供者側には非情な言葉で・・・。複雑な気持ちで読みました。『ドナー法』近い将来現実になるような気がします。2020/11/11
毎日が日曜日
1
★★★2020/11/15
きぬりん
0
臓器移植法が改正され、脳死臓器移植が国民の義務となった近未来を描く。ある意味ではシステムの上で粛々と業務を果たしているだけの移植コーディネーターが、一見したところ冷酷無情なダークヒーロー然として描かれているところが面白い。臓器移植制度って人間味を欠いた制度であるかのようなイメージで受け止められがちであるけれども、じつはそれは誤解、勘違いなのだとでも言わんばかり。臓器移植件数が伸び悩む日本の現状を踏まえれば、啓発的で有意義な作品とは思う反面、移植制度の問題とは微妙に異なるテーマが続くなどピント外れの印象も。2024/02/03