小学館文庫<br> 刑事特捜隊「お客さま」相談係 伊達政鷹

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小学館文庫
刑事特捜隊「お客さま」相談係 伊達政鷹

  • 著者名:鳴神響一【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 小学館(2020/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094068412

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内容説明

エース刑事の左遷先は「苦情処理」係!?

元捜査一課のエース刑事、伊達政鷹は異動先に初出勤したものの、
挨拶の機会を逸していた。
老朽化した神奈川県警中村町分庁舎の別棟が、
まるで病院診療科の待合室のように騒々しいのだ。
どうやら、複数の人たちが何らかの順番待ちをしているらしい。
気を取り直し、胸に「巡査長・小笠原亜澄」と記された
IDカードを下げた女性に声をかけたが、
それも六十歳くらいの男が派手な音を立ててドアから入ってきたため、
邪魔されてしまう。
神保長治と名乗るその男は、
亜澄を捕まえるなり、口論しはじめたではないか。
相談受付の予約日時に間違いがあったようだ。
対応できる人員がおらず、困り果てた亜澄は、
ろくに異動申告も終えていない政鷹に神保を押し付ける。
訳も分からず相談を受ける羽目になった政鷹に、
「うちの娘が自殺なんてするはずないんだ」
神保はそう声を荒らげた。
娘の眞美は8ヶ月ほど前、箱根の芦ノ湖に浮いた
亡骸となって、見つかったという。
「あっちの特四」と掃き溜め扱いされ、
「県警お客様相談室」と皮肉をもって呼ばれる、
刑事特別捜査隊第四班の、
一癖も二癖もある刑事5人が難事件に挑む!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukision

64
捜査が終了した事件の中でなお,更なる捜査依頼を受け付ける県警刑事特捜隊第4班。事件の真相は納得いかないものだったし,主人公が閃いた時に脳内で鳴る Ole! にもややいらっとしたが,それでも疑わしい事件に真摯に向き合う姿勢や,温かな班の雰囲気は好みだった。2021/12/05

坂城 弥生

55
読み終わって、すごく複雑な気持ち。最終章のタイトルが「こころやさしき人」だけど、特捜班を指しているならなんとか納得出来るけど、あのペンションの人達や駐在を指しているならそれは絶対間違い。彼らのやったことは人命の軽視でしかない。どんな事情があったとしても。死んだ女性が可哀想だし遺族はいい人だから納得したかもしれないけど、ただ身内の罪を隠蔽しようとしただけの人々だよ。2020/12/04

しぇん

23
KindleUnlimitedで。色々あって閑職に飛ばされてしまった主人公が、自殺で片付けられていた事件を探っていくお話。刑事の勘でのヒントで途中で犯人はすぐわかってしまいますが、ミステリーでは無さそうなので、良いのかなと。地理的に馴染み深いところが多いのが著者の良いところだなと。2023/08/23

21
さくさくと♪訳アリの方々ながら、秀でてるトコがあってキャラが面白い~。お話しも楽しみました。続編出たら読みます。2021/03/23

チルチルミチル

12
お客さま相談係と言えども、刑事事件を解決する物語ですが、個性の強い人たちのチームの活躍を面白く読みました。 本の題名だけ見ていて伊達刑事は壮年期の人だと勝手に想像していたので、若い人と切り替えるのに時間がかかりました。新シリーズですね、このチームの物語をもっと読みたいと思いました。2020/11/27

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