小学館文庫<br> 警視庁レッドリスト

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小学館文庫
警視庁レッドリスト

  • 著者名:加藤実秋【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 小学館(2020/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094068344

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内容説明

映像化多数の著者による、新・警察小説!

 警視庁内部には、違法行為、コンプライアンス違反には至っていないが要注意と判断された職員をピックアップした名簿、通称「赤文字リスト」がある。昨今増加する警察官の不祥事と世論への対策として、赤文字リストに載せるべきかを内偵する部署「職場環境改善推進室」が設置された。室長は、阿久津慎。二年前に史上最年少の三十四歳で監察係の係長に就任したエリートだ。室員は、「職場改善ホットライン」から来た、民間企業出身の三雲みひろ。セクシャルマイノリティ、借金、酒、不倫、行き過ぎた趣味等々、「警察」という特殊組織ゆえに問題視される厄介かつデリケートな事案を、自らもリスト入り寸前の凸凹バディが調査する。やがて二人は、監察係主導の陰謀に気づくのだが……。
『メゾン・ド・ポリス』はじめドラマ化作品多数の著者による、まったく新しい警察小説、誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

82
警視庁の監察係と言えば、警察官の不祥事を取り締まるいわば警察の中の警察。赤文字リストに載せるか否かを判定する部署が新設され、室長に元エリート監察係の阿久津慎と民間企業出身の三雲みひろが就任。2人の取り締まる様々なコンプライアンス違反、それぞれの事情の裏に隠されたもう一つの事情が出てくるのが面白い。この作品の根底にあるレッドリストという存在。絶対機密の文書が外部に、それを追う警察組織の陰謀と驚くべきリストの内容。本庁監察に返り咲きを狙う上昇志向の強い阿久津と三雲のコンビがなんか面白い。続編があれば嬉しい。2020/11/21

ma-bo

58
作者の作品は初読み。警察内の不倫、宗教、借金等の問題を内偵する、元エリート監察官と、民間出身で中途採用の女性警官のコンビ。設定は良かったけど少し内容にはのめり込めなかったかなあ。2020/12/17

坂城 弥生

55
みひろが警察に採用された理由がイマイチわからなかったけど、ちゃんと警察学校に入れてルールの理由を教えてたら最初から使える人だったのでは…?とは思った。 厳格過ぎるルールは不満も生むかもしれないけど、権力を持つ以上避けては通れないんだと思う。人を律する人間はまず自分を厳しく律することができる人間でなければならない。そんなことを思い出した。2020/12/19

みい坊

31
読み終わるのに時間が掛かってしまいました。たぶん登場人物に魅力を感じなかったからかな。最初は読んでいて不愉快に成ることが多々有った。最後の最後、阿久津に芽生えた人間味がどう彼を変えていくのか、彼の個性的な家族が、この後どう彼に関わってくるのか▪▪真逆なコンビのこれからの物語に期待を寄せて読了。2021/01/03

31
さくさくと♪各お話しは好みだったけど、全体を通してのお話しは、ちと好みでなく…。みひろさんの私服が、強烈すぎて頭に浮かばず(^-^;2020/11/30

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