光文社文庫 遺恨（いこん）の譜（ふ） 決定版～勘定吟味役異聞（七）～

著者名：上田秀人

光文社（2020/11発売）

• ISBN：9784334791155

内容説明

将軍生母側近の絵島が処分され、将軍の傅役間部越前守に陰りが見えてきた折、大坂の米相場が暴落し、勤番侍や大名の台所が窮地に陥る。側衆格の新井白石から、背後を探るよう命じられた勘定吟味役水城聡四郎は、禁忌とされてきた大奥での調べに乗り出すが、幼き将軍家に刺客が放たれた。衝撃の結末とは――。聡四郎シリーズの「原点」決定版、震撼の第六弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

決定版・勘定吟味役異聞｢遺恨の譜｣7巻。7代将軍・家継の後継を狙う暗い戦いが静かに進む。柳沢吉保の野望最後の企て肩入れする紀伊国屋文左衛門、相場の暴落、家継暗殺に大奥に送り込んだ刺客、白石に命じられ惣四郎大奥の探索に乗り出すが、忍び、僧侶の暗殺集団等に狙われる羽目に大変ですね。次巻いよいよ最終巻。

2021/05/03

[ばるたん]

次々と現れる刺客。無謀な命令の中で奮闘する主人公。いつまで続くのか。次号へ。。

2024/08/23

[たけひろ]

☆☆☆.5

2025/06/21