日本経済新聞出版<br> コロナ危機とニューヨーク クオモ州知事111日の闘い

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日本経済新聞出版
コロナ危機とニューヨーク クオモ州知事111日の闘い

  • 著者名:瀬能繁【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2020/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532358709

ファイル: /

内容説明

■世界最大の震源地でリーダーシップを発揮し、賞賛を集めたアンドリュー・クオモ州知事を主人公に、コロナ渦に見舞われ、復活を遂げようとしているニューヨークを描く。クオモ州知事については、その英雄的な行動や記者会見が全米の注目を集め、大きな感動を呼んだことは知られている。本書では111日間に何が起きていたか、現地の目線で回顧する。

■2020年、新型コロナウイルスは中国・武漢を発生源としてアジアや欧州へと感染が広がった。米国最大の商業都市ニューヨークを襲うのは時間の問題だった。3月1日に初めて感染者が確認されて以降、感染者はニューヨーク州だけで40万人近く、中核のニューヨーク市だけで20万人を超え、世界最大の震源地(エピセンター)となった。死者は州全体で2万人を大きく上回った。 感染被害を防ぎ、医療システムの崩壊を避けるため、厳しい外出制限が課され、街はロックダウン(封鎖)された。その後、感染被害がようやく落ち着き始めた5月から州の一部で経済活動が再開。もっとも被害が深刻だったニューヨーク市も6月に、経済再開の第2段階へと移った。経済活動の正常化は進みつつある。

■クオモ氏は3月2日から土日も休むことなく記者会見を重ね、その数は110回に及んだ。感染者を確認した3月1日から111日。クオモ知事は何を考え、どう動いたか。ニューヨークの街がどのように変遷していったのか。なぜニューヨークでもっともウイルスが伝染したのか。そしてどのように事態は好転へと向かったのか。客観的な「事実」や「科学」を最重視し、データに基づいて意思決定するクオモ氏のやり方は光を放つ。

目次

PART1 上り坂の42日
1 DAY1 ついにコロナ上陸

2 全米最大のクラスターに

3 攻防・外出制限

4 ニューヨーク市の街から人が消えた

5 医療崩壊の瀬戸際に

6 なぜニューヨークが震源地になったのか

PART2 下り坂の69日
7 経済再開 ホワイトハウスと駆け引き

8 ようやく「高原状態」に

9 トランプ氏とトップ会談

10 強まる経済再開圧力

11 出口戦略

12 いらだち

13 老人ホーム(ナーシング・ホーム)の盲点

14 もう一つの危機

15 最悪の州から最高の州へ