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内容説明
人生を懸けた、恋。最後に残る記憶があなたなら、2人で生きられなかった70年も間違いではなかった――。生涯互いへの恋心を抱き続けた貴代子とミツが
仲良くなったのは、女学校中等部3年の時。心中を図る、たった半年前のことだった。卒業したら婿養子をとることが決められていたミツに、貴代子は言ったのだ。「卒業したばかりのみっちゃんを家に縫いつけるような男なんて若葉を食い漁る獣も同然だわ」その言葉から結婚への期待が薄れ、貴代子の美しい瞳と強い自我に魅了されるミツ。一方、貴代子は誰かの物になるしかない女の
自分の未来を儚み、ミツを心中へと誘う。そして、“運命の日”を迎える――。女2人のドラマチック一代記、完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
6
「苦しいことも 悲しいこともあったけど 遠くから見てみれば淡くて透明な…青い山脈のようなものよ」という台詞が示すように、この作品はふたりの青春だったのだなと。成長し子を産み育て、老いて死のうとも、欠けた指を見れば鮮やかにあつい想いの甦る青い日々の物語だった。2020/11/18
YSHR1980
5
2周3周と読み直さずにいられない構成の妙よ。結果的に寿命であったとしても、これは間違いなく心中の物語であった。2020/10/24
アキナ
4
指、キレイに保管出来ていて良かった。終わりから始まっているお話なため、ハッピーエンドにならないことが分かっている分切ない。二人の出会いのシーンから始まって、老人のシーンがラストになったら、違う魅力がある作品。2020/11/24
烏鳥鷏
4
指の真相がなるほど。若い頃の貴代子さん妖艶。ノンケを百合道に連れ込んどいて先にリタイアとかふざけんなよとも思うが、女学生の頃に人気者でどこか達観していた貴代子さんが社会に出てぽんこつ判明して家庭に入るほか生きる道無しになるというのも、それはそれでギャップ萌え的なものを抱いた。2020/11/20
聲
4
認知症が進み、大切なひとのことを忘れてしまうかもしれない。記憶を遡るように話が進みます。1話をネットで読んで気になって、上下巻を買って読んだのですが、正解でした。須藤佑実さんの作品は、「傷」が傷でないというか、でなくなったというか、若さとその痛みが、究極のところで癒しになっている。70年。その描き方に、こちらの気持ちももっていかれました。いい作品でした。2020/11/10
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