内容説明
危険だからこそ行く! 戦争現場を伝える、これは自分の天職だ! ――「そうだ戦争行こう!」……建設会社のサラリーマンを辞め、気鋭の軍事ジャーナリストになった加藤健二郎が贈る、キケンで楽しい転職講座。「北朝鮮にはじめて密入国? その方法は」「チェチェンの反政府ゲリラに気に入られ、バスジャックに同行取材」など、紛争・危険地帯に行かないとわからない、戦場の真実とは? 独自のスクープはどうやってモノにしたか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomosaku
4
読み方によっては著者の自慢話にも見えそれが鼻に付くところが無くもないが、銃弾と死体の渦巻く戦場を、ある意味純粋に「楽しみ、生き渡ってきた」リアルがある。なんて書くと「不謹慎な!」と言われるかもだが、そう叫ぶだけで現実は変わらないので、そんな声を予想しつつも書ききった事に敬意を表したい。重苦しい戦場だの政治的な混迷さだのはたいして描かれず、ただそこにある戦場がシンプルに描かれる。自分の死の確率を上げる気はないので縁が無ければ戦場に行くつもりはないが、それでも「ちょっと、覗いてみたいかも」と思えたのは面白い。2011/09/06
くるみもちお
4
日本ではモテなかった男が、急に海外でモテちゃうとこんな風になっちゃうんだろなって典型。全体に漂う「俺様スゴイ」に辟易、の割によくある旅行エッセイもどきより薄い内容だし。2010/01/21
midnightbluesky
4
“現実には周辺の環境に流されまくって、何となく結果的に続いてしまっただけである。”2009/12/21
kiji
2
★3。戦場ジャーナリストorカメラマンにもいろいろな人がいて、考え方もいろいろですね。この著者さんは特定の正義感があるわけでもなく、かといって不真面目でもなく、自分の興味の赴くまま戦場へ出かけて行きます。真似したいとは思いませんが、興味深い生き方だと思いました2013/11/19
K
2
戦場の楽しみ方。全ての結果に対して責任を持てるならこういう生き方もありかと。2011/02/05