小学館新書<br> 経済を読む力~「2020年代」を生き抜く新常識~(小学館新書)

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小学館新書
経済を読む力~「2020年代」を生き抜く新常識~(小学館新書)

  • 著者名:大前研一【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 小学館(2019/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098253586

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内容説明

経済の“常識”を疑え!

政府発表に騙されてはいけない!
大前流経済学がQ&A形式でコンパクトに学べる一冊!

「戦後最長の景気拡大」「マイナス金利で経済活性化」「働き方改革で競争力アップ」など政府が喧伝する経済効果には首を傾げることも多い。消費増税や異次元金融緩和、働き方改革などが国民生活を激変させる中で、従来の常識に囚われず、未来を見極めてビジネスに生かす「経済を読む力」がますます力が求められている。

〈現在のような安倍一強政権においては、独断専行の政治が常態化し、政府の経済政策に異論を差し挟むことすら難しい。(中略)そうした中では、国民一人一人が経済指標を冷静に読み解き、近未来の動向を見極めて、自身のビジネスや生活設計に生かしていけるか否かが問われる。〉(新書版まえがきより)

2020年代には、物価、税制、年金、雇用や景気はどうなるのか? 
トランプ大統領のツイッター政治、米中貿易戦争、低迷する韓国経済をどう読み解くか?
アイドルエコノミーやシェアエコノミーなどの先端ビジネスはどこまで進化するのか?

世界的経営コンサルタントである著者独自の分析をまとめた『武器としての経済学』を新書化。経済の“新常識”をQ&A形式で学べるコンパクトな一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

55
現在の日本は官制相場によるミミズ景気である。低欲望社会・人口減の中のGDP数値追い求めの虚しさ等、一刀両断からスタートする大前節。こうした時代こそ、経済を読む力が必要であると説く。様々な経済的事象をQA形式で説く。そのそれぞれが雑誌掲載の物だけにそうした手軽さとそういうある意味雑多的な内容が多いのだが、様々な雑多な知識・アイデアは貰える。自分投資せよ、アイデア次第でまだまだ大丈夫というのはいつもの論調ではあるのだが。2019/12/22

Tenouji

16
世の中の動向を知るために大前氏の本を読んでみる。「「国家の衰退」からいかに脱するか」よりも、トーンは低いが、論点は同じかな。 2020/01/20

まゆまゆ

14
平成時代は政治も経済もただ離合集散を繰り返しただけの30年だった。小手先の改革で中身のない空虚な時代であった日本をさておき世界は成長を続け、GDPで諸外国と大きく差がついたのは周知のとおり。いまだに円安信仰とインフレを期待した金利上昇にこだわる経済政策では日本に未来はない。著者が長年主張しているとおり、いかに個人にカネを使わせるか、を考える必要がある。2020/03/11

清作

8
現代の日本経済の問題についてQ&A形式で説明している。私は日銀の黒田総裁の「2年以内に2%の物価目標を達成する」という達成できなかった政策についての解説に納得。インフレになれば物価が低いうちに欲しいものを買おうとして景気が良くなるということだが、著者が言う通り、今の日本人には、前倒ししてまで買いたいものなんてないと思う。老後など先のことが不安で貯蓄しているのだから、今必要のないものは進んで買わないんじゃないか。目標を達成できなかったことについて具体的な説明もせず、なぜその職に留まっているのだろう。2020/03/19

復活!! あくびちゃん!

7
この著者らしい本だが、内容的には少し軽いかな。「なるほど!」という記述も多いが、突っ込みどころが多い記述も目立つ。今回良かったのは、韓国に対する記述。開発費用の掛け方等は非常に参考になった。2020/05/09

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