内容説明
《獣王遊戯祭》が第二段階へと進み、砕城紅蓮は唯一対等の強敵・白王子透夜との激突を経て《覚醒》の時を迎えた。
一切の連絡を絶ち、ユーリエルを連れて別行動へ向かう紅蓮。
一方、可憐は因縁の敵である凍城紫漣・未恋兄妹、そして自身を育てた指導役と遭遇する。
暗躍する砕城本家。《伊邪那美機関》の残した闇。
規格外の駒達がぶつかり合う盤面を鑑賞するは、クオリアを統括する《原初の十三人》が一人・獅子王創芽。
数多の策謀が交錯する王位継承戦の表舞台に『不敗の伝説』が姿を現す時、混沌の盤上が最終局面を描き出す。
おやすみ、日常。おはよう、遊戯者。
──果てるまで喰らい合おう、永劫の輪廻を断ち切るために。
【電子限定!書き下ろし特典つき】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
覚醒の時を迎えた紅蓮が一切の連絡を絶ち単独行動をする中、可憐が因縁の敵と出会い、舞台が更に動く今巻。―――おはよう非日常。もう戻れはしない、あの平穏へは。紅蓮の過去の一端も解き明かされ、盤上で遊戯者達がぶつかり合う中、予想外の方向から彼が最強を引き連れ全てを覆し破壊する今巻。貴方は予想できただろうか、こんな展開は。そう言わんばかりに、予想外と裏切りが連鎖する更に遊戯に賭けられる者が大きくなり膨れ上がる巻である。遺された者達は予想を覆し、全てを終わらせることは出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/10/30
彼方
4
《獣王遊戯祭》が第二段階へ進み、強敵・透夜との激突を経て覚醒する紅蓮。一方で可憐は因縁の敵である凍城兄妹とかつての世話役と相対する第10巻。凍城兄妹の目的や境遇、暗躍は良かったものの今回は遊戯がちょっと消化不良感、すごろくってそれマスじゃないのでは…? 思ったよりあっさり事の進んだ獅子王戦といい、シリーズの結末が近いんでしょうか。もう一人の紅蓮が最大の敵…! みたいな展開、紅蓮が強すぎて納得出来ない気がするのでどうだろう…そろそろ遊戯にネタギレを感じますし、マンネリするくらいなら区切りつけてほしいなぁ…。2020/10/30
詩川あかり
2
主人公のやりたいこともわかるけど うーむ2021/02/09
つくし
1
協力・敵対関係がぐるぐる動く。各々の信念がヒートアップしている感じなのて、正直展開の熱さには置いてけぼりを食らっているけれど、キャラクターたちの魅力は増していると思います。2021/01/20
くろ
0
終わりが近づいてるか? ここまできてから1巻を思い出すと印象が変わってくる。生半可なものじゃないな求めたものは。2021/09/11