内容説明
裏世界最強の男である事実を隠し、ゲーム至上主義の学び舎――獅子王学園に通う砕城紅蓮。
彼は全世界の実力者が集められた《獣王遊戯祭》で、第四王女・ユーリエルと組んで戦うことになる。
現実世界を反映した遊戯が始まり、貧困に窮したユーリの運営区画は遊戯開始時点で圧倒的最下位、他勢力と二桁以上ものポイント差がついていた。
だが、そんな必敗必至の遊戯でさえも、紅蓮の悪魔の如き策略が全世界の強者を欺き・操り、ユーリエルを勝利へと導いていく――
「『予言』は当たった。この先は、あんた次第だよ。――お姫様」
最低最弱の姫が最大最強の王子を打倒する、天才遊戯者による史上最大の大物喰いが始まる――。【電子特典! 書き下ろし短編付き】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
現実世界の情勢を反映した遊戯が始まりユーリエル陣営が圧倒的最下位に陥る中、紅蓮の悪魔が如き策略が閃く今巻。―――では始めようか、誰もが予想できぬ逆転劇を。 今までにも増して危機的状況、最早ピンチ過ぎて笑えぬ窮地。そんな中でも笑みを浮かべる紅蓮が飄々としながら種をまき、逆転へ向けての道筋を整える今巻。次巻の熱さへ向けての期待も高まる、重ねる勝利に心躍る今巻。さて、悪魔と契約し悪魔が状況を整える中、負けられぬ戦いへ挑む王女は最強の敵相手に勝てるのか。そして紅蓮の策略が結実する形とは。 次巻も楽しみである。2019/08/27
つくし
3
悪魔の表出のしかたがくせになりそうです。やばいやつ。あんなにかわいい挿絵を入れておきながら…主人公の昂りはそのシーンが少ない分、ギャップ萌というやつに陥る。一方で幕間にとても癒やされました。2020/04/28
本用
1
今回は簡単にいえば信長の野望とか三国志とかのシミュのようなゲーム対決 外交や投票が肝になるらしくシミュ好きの自分としては結構ワクワクした。 まだお話の触りといった感じなので、ゲームが本格的に動き出す次の巻が早く読みたくて仕方ない。 売国ユーリちゃんの成長という名の復讐劇や、全てが紅蓮の予言通りになるのか等、その辺りも期待してる2019/08/31