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内容説明
映画『露命』への出演を経て、役者としての自我が芽生えた多家良(たから)。
友仁(ゆうじん)との関係にも変化の兆しがみえ始め、舞台『三人姉妹』の稽古場には今までとは違った緊張感が漂っていた。
そして、CMへの出演をきっかけに、多家良はスターダムに押し上げられていくーーー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
73
売れ始める多家良。世間から注目を集め、セキュリティ対策のされたマンションへ引っ越す。離れる友仁との距離。近づく愛姫との距離。過労と離れた友仁との距離で多家良に変調が起きる。「潜熱」でも感じたが、野田彩子さんの描く表情に惹き込まれる。そこには狂気があり美しさがある。虚無があり美しさがある。また、崩壊を秘めた危うさがある物語も魅力だろう。友仁への依存を知り、友仁により世界を与えられたことを思い出した多家良。さらに世界の先へ進むことを決めた多家良の先に待つ未来が気になる。刹那的な危うさのある、魅力溢れる作品。2020/11/28
ゆうひ
13
独特の絵と回りくどくも感じる台詞回し。ストーリーの大筋はわかるけど、枝葉である細かい心理描写を汲み取るのが難しい。でもこれは決して悪口ではなくて、漫画という娯楽のカテゴリに収まらない芸術性をびんびん感じてしまう作品。あまりにも深くて重い話で、友仁さんに幸あれ、という悲痛な気持ちで読み進める。はー、読後の気持ちが重い…2020/10/23
ぐうぐう
10
演じることをやめた女性・冷田。自分を理解してくれているはずの友人の存在に恐れを抱き、冷田は芝居を捨てる。「私は恐ろしかった 舞台上で彼女に踏み潰されることが」一方、多家良の受け止め方は違う。「俺の芝居を本当に潰せるのは友仁さんだけだよ」多家良はそこに恐れ以上の安堵を友仁に覚えているのだ。演じることで世界を理解する、その方法論を教え、多家良を救った友仁。「友仁さんがあのとき俺に目をくれた 声を 手足を 心を みんなくれた ここにいる俺はあなたのものだ」(つづく)2020/11/07
コリエル
6
この作品が例えばアマデウスなどと異なるのは、依存や執着が強いのは天才側だということ。秀才たる友仁はとうに己に見切りをつけていて、自己を多家良に取り残される過去だと思っている。しかし、空の器に過ぎなかった多家良を満たしているのは友仁で、他のものではそれを埋めることが出来ないらしい。どうせすれ違うというのなら、目いっぱい離れることを選んだ多家良だが、それは自己を引き剥がすことに等しいが、それで彼は生きていけるのか。2020/12/11
だいらかずよ
5
これもドラマ化…最近のテレビ局金かかることが嫌なのかオリジナルが作れないのかどっちよ?(本編とは何ら関係ない嫌みな独り言(笑))多家良が天才なのか友仁が天才なのか謎。2020/10/19
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