ブルーバックス<br> 細胞とはなんだろう 「生命が宿る最小単位」のからくり

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ブルーバックス
細胞とはなんだろう 「生命が宿る最小単位」のからくり

  • 著者名:武村政春【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2020/10発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065215661

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内容説明

すべての生物の基本構成単位として、あたり前のようにとらえられている「細胞」。
その細胞を、「生物ではない」けれど、「細胞への侵入が可能な存在」であるウイルスの視点から見つめ直すと、何が見えてくるのか?

あたかも、ウイルスに侵入してくれと言わんばかりの構造をしている細胞膜。
ウイルスに容易に乗っ取られてしまうタンパク質合成装置=リボソーム。
ウイルスに瓜二つのエネルギー工場=ミトコンドリア。
新型コロナウイルスにもまんまと利用される輸送システム=細胞内膜系。
そして、細胞の“司令塔”たる細胞核にいたっては、ウイルスによって生み出された!?

細胞の機能としくみ、その一生はなぜ、現在の私たちを構成するあのような細胞となったのか?
そして、その進化の過程でウイルスが果たした役割とは?
──気鋭のウイルス学者が、「侵入者目線」で新たな細胞像を解き明かす、傑作サイエンスミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

79
著者の「専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学」。多数の著書があるが、『巨大ウイルスと第4のドメイン』や『生物はウイルスが進化させた』などを読んできた。巨大ウイルスが描く細胞像というのが、本書の特色だろう。本書は本年の9月末に書かれたという。まさにコロナ禍の真っただ中。2020/12/10

ゲオルギオ・ハーン

21
復習も兼ねて読みました。ウイルスを研究されている学者の著書ということもあり、ウイルスを視野にいれながら細胞核、細胞膜、リボソーム、ミトコンドリアなどを解説しているところと不意に出る軽口が特徴的。入門書と科学読み物の中間くらいという印象かな。ウイルスとの関係により、細胞が変化していったという考えはとても納得できるし、その方が生物学のことを考えるうえでとても興味深い。深くなりすぎない程度のところで止めているので最後まで置いてきぼりにならずに読了できました。2021/10/16

まんぼう

6
どこかでお会いしたはず!と思ったら、妖怪を生物学的に考察した『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』の著者だ。本書も軽妙で解りやすく非常に面白かった。細胞の基本構造や、細胞を構成している器官や物質たちが「タンパク質を作る」「ATPを作る」などざっくりとした知識しかなかったが、本書ではどのように作るのか?という少し踏み込んだ仕組みを知ることができて非常に面白かった。こんな極小の世界でこんな複雑なことを自分の体のすべての細胞が日々行っているのかと思うと何かもうヨクワカランスゴイとしか言葉が出ない。2025/12/13

miso soup

6
ウイルス学者による、ウイルス目線での細胞解説書。膜から始まり、徐々に細胞の中心器官についての解説が行われる。「なぜそんなマイナーなところから」と疑問だったが、全て読み終わるとその理由も納得できた。本書を通して、筆者や他学者によるさまざまな仮説・推測が飛び交っており、いかに未知な研究領域であるのかがよくわかる。優秀な細胞システムがなぜ生じたのかが、進化の観点から議論されているのがさらに面白い。ウイルスからみた生物、というのはなかなか新鮮だから、同著者の他の本も読んでみようと思う。2022/01/10

Bartleby

3
細胞膜、リボソーム、ミトコンドリア、細胞内膜系、細胞核と章立てはすすむ。Covid-19のパンデミック以後に書かれている。ウイルス感染のしくみを知れば知るほど、マクロな人間が太刀打ちできるはずがないと思われてくる。とにかく、何でもありで裏をかいてくる。くだんのウイルスについて学びつつ細胞のしくみについても詳しく知れる本。ユーモラスな関西弁の語り口が個人的にツボだった。2022/09/03

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