内容説明
最強の探索者を志す【話術士】のノエル。強力な仲間を引き入れた彼は組織をクラン最高峰“七星”へと導くため、着々と戦力を整えていく。その折、深度八の悪魔・魔眼の狒狒王が現界。組織の名声を高めるべくノエルは討伐へ赴くが……?
さらに、帝都では探索者達の間である噂が流れていた。近々、史上最強の悪魔『冥獄十王』が現れるのだという。事態を重く見た七星までもが動き出す中、ノエルは彼らすらも利用した驚嘆の謀略で頂点へと駆け上がっていく――。
最凶の話術士による完全無欠の組織ファンタジー、裏切りと謀略の第2幕!
――そして、囚われの傀儡師・ヒューゴへの道が開かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
21
★★☆ 最弱クラスの一つである〈話術士〉を有する少年が最強の探索者に成り上がる物語第二弾。 今巻も相変わらずラノベらしからぬ程男性キャラクターが数多く登場し、これまた珍しい程にラブコメ要素も描かれずに純粋に(?)ファンタジー作品として物語が進行する展開は割と新鮮で良かった。まさか主人公のパーティーの内5人中4人が男キャラになるとは思っていなかったのでびっくりしたと同時に、現状だとキャラの可愛さで安易なウケを狙うのではなくしっかりと物語の面白さで勝負しているような印象を受けた所もかなり好ましい。 ただ、→2021/09/17
真白優樹
11
コウガを仲間に加え着々と戦力を増す中、強力な悪魔と最強の面々が登場する中で彼等すら利用した策略を用い、ヒューゴへの道を開いていく今巻。―――止まる事無く躊躇う事無かれ。その目的の為ならば。 強力な悪魔との戦闘の前に強力なパーティを内部から崩したり、フィノッキオ達様々な人物を巻き込み策を動かすノエル。彼の策がまたまた嵌る、更に悪としての生き生きとした輝きが増し、ダーティな魅力が更に高まる巻である。遂に揃った最強の面々。最強の一角を切り崩す事は、果たして策の果てに為し得られるか。 次巻も須らく期待である。2020/10/26
りんりん
7
★★★★☆ 続編期待2020/10/31
菊地
3
ダークヒーローならぬダーティーヒーロー。2020/10/28
teorai(ショウ)
1
上の下。半分はweb版で読んでいた内容でした。後半はヒューゴを仲間に入れる話。追加のシーンもあり、話が繋がっていくのがさらに良くなりました。ラストの人物が祖父の仇かなと予想。伏線がわかりやすく、確実に繋がっていくので読み進めるのがとても楽しいです。いよいよ完全書き下ろしの3巻が楽しみです。2021/08/01