内容説明
2017年の重力波検出によりその実在が確認され、2019年に電波望遠鏡で初めて撮影に成功した、いま最注目の天体「ブラックホール」。それは本当に「黒い」のか? 実は「柔らかい毛」が生えている? 吸い込まれたらどうなる? 素朴な疑問をとおし天才物理学者ホーキング博士がユーモラスに解説する。科学&天文ファンを熱狂させた、史上もっともシンプルな名講義。理解を助ける楽しいイラスト満載! 監修:佐藤勝彦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
69
意図せず余剰次元の方に興味持ってしまったり…エントロピーの増大の結果の矛盾としてホーキング放射があったり、あるいはブラックホールをマルチバース理論と繋げたりする理論的背景が分かってよかった。ホーキング放射には量子力学的アプローチがあったということも驚き。また最近になって観測出来ないために理論的な面でしかブラックホールと相対するしかなかった物理学者に重力波というツールが与えられたのも興味深い。ホーキング氏が亡くなったことが悔やまれます。2020/06/15
yukiä
26
『ホーキング、宇宙を語る ビックバンからブラックホールまで』を読みたくてまず平易な本書から。ブラックホールついての理論や仮説を本論抜きで結論だけをイメージできるように語っている。イメージはできたので頑張ってホーキング、宇宙を語るを読む!2023/04/24
ひでお
7
これはホーキング博士が、BBC向けの講演をまとめた本です。ページ数もすくない小冊子ですが、どうして、内容はかなり高度なものを含んでいます。数式などは一切記されていませんが、ブラックホールの概念やホーキンス博士の理論を文字で説明することはとても難しいのでしょうね。最近、ブラックホールの写真が公開されたりしましたが、見えない星の説明をすることは理論と数式で仮説をたてて観測や実験で証明するしかないのでしょう。壮大なお話しで、ホーキンス博士は亡くなってしまいましたが、その遺志はいまも受け継がれているようです。2020/05/06
J
5
★☆☆☆☆ 安いから、と言う理由で本を選んではいけないと改めて思わされた。30分で読めてしまうが、何も残らず。もっとしっかりした本を読んだ方がいい。2022/09/04
5〇5
5
整いました! 「ホーキング、ブラックホールを語る」とかけまして、「軽自動車の座席」とときます。 その心は、易いが難い(安いが硬い)!2022/04/11