内容説明
夜9時、1m。それが僕と女神との秘密の時間と距離。そう、僕の家の隣には女神が住んでいる。
「旭くん、わたしはいったいどうしてキミのことが好きなんでしょうか?」
ベランダ越しに甘く問いかけてくるのは、完璧美少女の氷見夏菜子先輩。冴えない僕とは一生関わらないはずだった。
だけど、僕が彼女の家の隣に引っ越してきたとき、そして彼女が僕のことを好きだと告げた瞬間に始まったんだ。
可愛すぎる先輩と、大切な時間を積み重ねていく、かけがえのない日々が。
この世で僕と女神先輩しかまだ知らない、近くて遠いひそやかなベランダ越しの世界のなかで――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
30
【電子】午後九時、ベランダ越しに、惹かれ合う二人だけで心を重ねていく、儀式めいた秘め事。なんてロマンティックなんだろう。岩田作品の真骨頂がここにあります。2020/10/10
オセロ
24
午後9時のベランダ。そこは現実から切り取られた2人だけの世界。他の誰にも見せないけど、そこでだけ見せる表情、仕草に惹かれ合う2人。糖分高めの純愛物語がここに。2020/10/12
りょうすけ
22
例え、様々な条件が恋愛を後押ししても、結局。選ぶのは自分で。まぁ相手もそれを選んだことが大事なのだ、という。ライトノベルと甘く見ていた、結構わかりやすいメッセージが伝わってきた。満足したから、次巻にはいかない。他にミステリー読まないと。ちょっと小説に対する価値観が変わった。読むのはやめないと思うけど、頻度が下がるかもしれない。2022/03/26
ナギ
19
惚れられた状態からスタートするので結末は見えているのですが特に山場もなく終わっていった印象です。なんとなく物足りない。2021/01/31
しぇん
18
うーん。余りピンとこなかったのは恋愛理由がしっくりこなかったからですかね。元々岩田先生と相性よくない問題もあるのですが。途中から流し読みになってしまいました2020/12/29