内容説明
五千石の禄高でありながら、足利将軍の血を継ぎ、徳川家には仕えぬ唯一無二の大名――喜連川家。その前当主である喜連川恵氏は、老中就任を蹴ったあげく、気ままな江戸暮らしを楽しんでいた。ある日のこと、そんな恵氏のもとへ、ひとりの侍が訪ねてくる。だがその侍は屋敷の目の前で、何者かに殺害されてしまった。どうやら背後には、侍が仕える出羽東根藩・青沼家の御家事情が関係しているらしいのだが、いっこうに詳細が見えてこない。そんななか恵氏たちは、貧乏長屋に住む母子と出会う。数奇な運命に翻弄される母子を、恵氏と仲間たちは、なんとか救いだそうとするのだが……。大人気シリーズ、これにて堂々の完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大喜多さん
3
初めは楽しく読んだこのシリーズも途中で飽きてしまったのですが、完結ということで、久々に読みました。時代劇の王道のようなあらすじ、ある意味楽しめました。喜連川ネタ、好きでした。2020/08/18
