大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう

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大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう

  • 著者名:橋下徹
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • プレジデント社(2020/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833451475

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内容説明

【内容紹介】
すべての自治体が注目する住民投票の行方

新型コロナウイルス感染症の対応に、政治行政と民間が一体となって全力を尽くしているが、まだ先行きは不透明だ。

このような状況で、全国的にも群を抜いて光る対応を続けているのが大阪だ。国民からの評価も高い。その陣頭指揮を執っているのが、吉村洋文大阪府知事だ。吉村さんは、一貫して先手先手の対策を講じている。

2009年、世界中で新型インフルエンザが流行したとき、僕は大阪府知事だった。そのときの大阪市長は、MBS放送の元アナウンサーである平松邦夫氏。大阪府と大阪市は、権限も財源も同等に並び立つ。それで当時は、大阪府庁も大阪市役所も「我こそが大阪を引っ張る行政組織である」と自負していた。もちろん、知事や市長もお互いに「我こそが大阪のリーダーだ」と思っている。

こう言うと、自責の気概があっていい気がするけど、そうじゃない。大阪府と大阪市がバラバラだから、感染症対策の方針もバラバラで、本当に大変だった。

ところが今、大阪府と大阪市の関係性は当時とまるで違う。吉村大阪府知事が「ワン大阪」の感染症対策の司令塔として、陣頭指揮を執っている。

今、大阪府と大阪市は一体となって大阪全体の行政運営を行い、まさにバーチャルな「大阪都構想」状態となっている。これが、感染症対策で大成功に収めることができた大きな要因でもある。

本書では、大阪都構想について詳しく解説するとともに、2025年に控える「大阪・関西万博」の誘致に至るまでの過程も分析・解説していく。なぜ、今のような大阪ができあがったのか。これからも「ワン大阪」の行政運営を続けるためにはどうすればいいのか。その答えがここにある。
【著者紹介】
[著]橋下 徹(はしもと・とおる)
1969年6月29日 誕生
1988年3月 大阪府立北野高等学校卒業
1994年3月 早稲田大学政治経済学部卒業
1997年 弁護士登録。法律事務所に勤務するが、翌年、大阪市北区で橋下綜合弁護士事務所を
設立し、独立
2003年4月 『行列のできる法律相談所』にレギュラー出演開始
2008年1月27日 大阪府知事選。183万2857票を獲得し、圧勝
2008年2月6日 大阪府知事就任。38歳での就任は当時全国最年少
2009年 世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leadersの1 人に選出
2010年4月19日 大阪維新の会創設
2011年11月27日 大阪市長選。20万票の大差をつけて勝利。40年ぶりに市長選で投票率が60%
を超える
2011年12月19日 大阪市長就任
2012年9月28日 日本維新の会設立。その後、日本創新党、太陽の党が合流
2014年3月23日 大阪都構想を焦点とした出直し選挙。得票率87%、2位に30万票差をつけて勝

2014年8月1日 維新の党創設
2015年5月17日 大阪都構想の賛否を問う住民投票。得票率差1%未満で否決される
2015年11月2日 おおさか維新の会創設
2015年12月18日 任期満了で大阪市長を退任。政界引退。現在に至る

目次

【目次抜粋】
はじめに
大阪・関西万博編
 第1章 今回、大阪・関西万博の誘致に成功したのはどうしてですか?
 第2章 「万博誘致」までどんなドラマがありましたか?
 第3章 橋下さんの政治家人生に最も大きな影響を与えたのは誰ですか?
大阪都構想編
 第4章 「大阪ダブル・クロス選挙」にはどんな意味がありましたか?
 第5章 一度ダメになった大阪都構想になぜ「再挑戦」するのですか?
 第6章 なぜ、府知事と市長の入れ替えは「大アリ」なんですか?
 第7章 メディアが知らない、橋下大阪府政のキモって一体?
 第8章 大阪都構想案はどのようにして生まれましたか?
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

11
著者が政界に入るきっかけから、大阪府市政の立て直し、万博・IR誘致、WTC購入、堺屋御大の後押し、大阪都構想、住民投票、ダブル・クロス選挙など、府知事・市長時代の経験や苦労話をわかりやすくまとめたもの。メンツや縄張り争いなど不毛な競争に固執し、無駄に税金を使うなら、いっそ一緒にしてしまえ!は正論。私自身、府民が大阪都構想に反対する理由がわからない。ただ、怒りにまかせて政策を批判する学者やコメンテーターを呼び捨てにするのは如何にも品がない。せっかく良い内容に仕上がっているのに、本の価値を下げている。残念だ。2024/09/06

Taizo

4
大阪都構想と万博が主題ではあるけど、一貫して著者の政治に関する思想が全面に押し出されており、とても勉強になります。思えば「政治」ほど単語はわかるけど実態はよくわからない言葉もないかもしれません。それを本書では「政治」とは〇〇であるといった明快な言葉で説明されています。 著者の経験に裏打ちされた著者自身の言葉なので説得力が段違いです。(時には暴言も混ざりますがw) 僕なりに再解釈すると政治とは「絶対の正解がない中でベターな選択肢を選んでいくこと」です。この考え方はどんな仕事でも当てはまる真理でしょう。2021/10/31

KEI

4
本書だけで都構想の是非云々を語ることはできないように思うが、橋下徹さんの実行力の凄まじさを感じた。自分の信念を貫き、抵抗勢力と徹底的に戦う彼の生き様は見ていて清々しい。現状維持よりも現状打破、変えることの大変さと大切さに気づいた。2021/02/13

luckyair

3
ここに書いてあることは色々な意見や見方があるとは思うものの、10年前の大阪の政治は酷かったというのは確か・・・。政治が酷いから街の様子や公共交通機関の質も低かったな~。★★★2021/05/19

かき

3
都構想とは結局何なの?という疑問にスマートに答える本。非常にロジカルで分かりやすい。思想がかなり賛成に寄っているので、選択が必要な大阪府民の方は、他の著者の本も合わせて読むのが吉。2020/11/11

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