内容説明
未解決事件を肴に盛り上がるバー〈森へ抜ける道〉。映画談義にも花が咲き、今宵も話は脱線しまくり。常連の山内、工藤、マスターの島、あわせてヤクドシトリオと、非凡な推理力を持つ東子らいつものメンバーに、「推理正解率100パーセント」を自称する映写技師の千木良悟も加わって、ダイイング・メッセージが関わる事件に挑む。驚愕の展開が待つシリーズ第7弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
20
第7弾、3話収録。このバーに金曜夜やって来る人も増えたなぁ。最終話の一行目にびっくりしたし、残り二冊で何が起こるのかと。2021/10/22
マッちゃま
17
シリーズ第7弾。軽いミステリが読みたくて本書をセレクトしました。バーを舞台にマスターや常連客が酒を片手に与太話から始まって最近起こった事件の話題となり、その謎を東子が解き明かす安楽椅子探偵物。今回は映画ネタにダイイングメッセージもの3作品。やたら長いメッセージや指摘した内容が的を得てないパターン、意味不明なモノと楽しませてくれます。そして今回は推理正解率100%を自称する新メンバーが登場。ちなみに、あと2作でシリーズ完結らしく本書のラストは衝撃的な結末。次作の文庫化が待ち遠しいです。続けて出てほしいっす♪2020/11/30
ドットジェピー
5
まさかの展開で驚きました2020/10/22
agtk
4
シリーズ第7弾。3つの作品が収録。いつものマンネリをぼんやり楽しもうと思っていたら、3作目の衝撃。シリーズもあと2作となるが、いったいどんな結末を迎えるのか、続きが気になる。2021/01/02
オールド・ボリシェビク
3
抜群の推理力を持つ大学院生・桜川東子を中心に、バー〈森へ抜ける道〉に集う面々が漫談しながら事件を解いていく安楽椅子探偵もの。もう、シリーズ7弾になったのだな。語りが弾けすぎていて、少々、うるさいが、なかなかのリーダビリティー。謎解きはまあ、こんなものか。でも、人って死ぬ間際に、ダイイング・メッセージなど書くものかね。2021/02/07