内容説明
渋谷区のバー〈森へ抜ける道〉。マスターの島のもとには探偵の工藤、ライターの山内が集う。彼らは通称ヤクドシトリオ。そして店の奥には美人大学院生・桜川東子が静かに佇む。ワイングラスを傾けながら興じるのは、脱力系よもやま話と未解決事件。東子はギリシャ神話の大胆な解釈で事件の謎を華麗に解く。7つの短編で贈る、大人気バー・ミステリシリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこまーぶる
55
気楽に読める一冊でした。バーでヤクドシトリオの叔父様方と美人大学院生の東子の会話でミステリーを解決していく話ですが、とにかく叔父さん方のおやじギャグや昔を懐かしむ会話が、僕の年齢と合致しすぎていて嬉しいやら寒すぎて悲しいやらでしたが、楽しい読書の時間でした。それにしても、東子さんが叔父様方の会話から謎を次々と解明していく過程がすっきりと入ってきて、見事としか言いようのないわけで、そんな東子さんの事を叔父さん全員が惚の字(古っ!!)になっている様も垣間見れてムフフとなります。オジサン目線のレビューでした。2025/02/09
しょーくん@本棚再編中
35
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ご都合レベルが強烈ですし、会話の具合がしんどくて、読了に手間取りました。酒を飲みながら謎解きを楽しむというシチュエーションは私のお気に入りなんですが、それだけに残念でした。私には合わない作品でした。2014/09/27
福猫
32
何だかシリーズ作品らしいのだけど…。そんな情報もないまま読了。安楽椅子探偵モノとでもいうのか。。バー(日本酒専門)の片隅で、マスター&常連客・ヤクドシトリオのヘンテコな掛け合いをもとに、名推理を繰り出す美女のお話…。ワインの薀蓄有、昔懐かしい遊びの薀蓄有、ギリシャ神話の薀蓄有で、いつの間にか事件は解決…的な。軽く読むには良いんだけど、親父たちのオサムイダジャレにちょっと辟易。特にマスター…。何だか五月蠅い。。シリーズものらしいけど、私はこの1冊で十分かな~。2013/06/21
coco夏ko10角
28
シリーズ第3弾。7つのお話収録、今回はギリシャ神話。前巻ではヤクドシトリオトークと事件のことが半々だったけど、今回事件の比重が増えてそこはよかった。マスターがたまに失礼というかちょっとうざったい感じすら。2020/04/26
masaru
21
短編。とあるバーにて、三人の厄年男が、最近起きた未解決事件を話していると、それを聞いていた一人の女子大生の東子が、名推理にて解決するストーリー。シリーズもので、毎回童話などをモチーフに推理が進むが、今回はギリシャ神話。事件の推理も楽しいが、途中で厄年男三人の子供のころに流行ったモノの話が、昭和40年代生まれには、ドンピシャで楽しい。2016/12/25
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