内容説明
核ミサイル発射基地占拠。
テロリストvsデルタ・フォース謎の武装集団の正体とは?
圧巻の軍事サスペンス!
占拠された核ミサイル発射基地。プラー大佐は、副官のスケージー少佐やFBI捜査官アクリーらとともにデルタ・フォースの混成チームを結成、困難な作戦に挑む。基地の構造を知り尽くしたテロリストのリーダー将軍と、基地の設計者である天才シオコールとの頭脳戦。見つからない突破口。迫りくる破滅のカウント・ダウン。彼らは果たして世界を終末の危機から救えるのか?
巨匠ハンターの名を世に知らしめた初期の代表作にして軍事サスペンスの最高峰、ここに復刊なる!(解説・古山裕樹)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
163
凄い戦争アクションだった。本作は群像劇となり複数の人物にスポットがあたら。absintheは主人公を掘り下げる作品が好きだが、個性と思惑が描き分けられて苦にならず、、最後に上手に1点に収束して心地よかった。それにしても核戦争の恐怖が目の前にあり、平和を願う心を逆なでするような作品だ。作品が書かれた当時から一時的に衰退したと思われた核戦争の恐怖だが、ロシアのウクライナ侵攻で蘇えりつつある。 2022/03/13
ケイジ
16
登場人物の死亡率が高すぎる!次はどうなるか気になって先へ先へと読ませるパワーがすごい。まさか最終盤、冴えないあの人とあの人がヒーローになるなんて。遅読の私が1日で読了。こういうのが読みたいんです。2020/10/26
elf51@禅-NEKOMETAL
11
ミサイルを発射しようとする武装集団と外部,トンネルから進入しようとするデルタフォースの戦いを描く。軍隊より,チタニウムを破るのに引っ張られた溶接工,設計者の神経症の国防コンサルタント,民間会計士の軍師だったりが大きな役割を果たす。真っ暗なトンネル内の描写は緊迫感があり,後半は一気に話が動き出す。自分たちの正義ありきで何億人かを葬り数十億人を助けるという理屈は,今の世も見られる。暴力革命こそ消滅されるべきものでないと。 相関図 https://note.com/elf51/n/ne31fb5ff06152022/10/17
オオイ
4
一種の狂人の思想により必要のない多数の死者を生み出した、今のウクライナのようだ。2022/10/31
nur1202
2
(上下巻共通) 占領された核サイロを奪還する、ほぼ戦争アクション。 主人公格に当たる人があまり活躍できないのが特徴でしょうか?(^^; 素人の頑張りに胸を打たれる感じ。 特に後半になってから各キャラクターが立ってくるので、前半ちょっと面白くないなぁと思っても頑張って後半まで乗り切ることをおすすめ。 2020/12/02