講談社文庫<br> 一休さんの道(上)

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講談社文庫
一休さんの道(上)

  • 著者名:川口松太郎【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061848177

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内容説明

禅の道は、現実逃避の独善ではない。酒・狂歌・女を愛する禅僧・一休宗純は、南朝遺臣の反抗騒動や領民の一揆には命がけで周旋の労を取り、大地震、洪水、旱魃では難民救済に奔走し、実生活に根ざす禅修行を貫く。だが、一休の持論である禅僧の妻帯発言が、新たな紛糾の火種となる……。八方破れの修行で真の悟りを求める一休禅師が巻き起す、痛快人間ドラマ。円熟の筆が冴える著者の遺作の大長編。<上下巻>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Peter-John

0
一休宗純の壮年から晩年(87歳で没)までの出来事が描かれています。時代は応仁の乱と重なります。 最終章で、いったい自分は何をしてきたのだろうと一生を振り返りますが、禅宗の坊さんでもそうなんですね。 作者の川口松太郎さんの86歳の作品で、原稿用紙にして1000枚。あとがきは息子の浩さんが書いています。生命のぎりぎりまでこの作品に没頭されていたようです。 戦さや飢饉、一揆のような波瀾万丈もありますが、孤児をひきとり育てた弟子8人。妻帯や性ち対する考えもおもしろいものです。2020/12/04

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