内容説明
雑誌「AERA」の連載に書き下ろしを加えた初エッセイ。少年時代、映画への思い、社会のひずみや権力への静かな憤り、旅先で出会った人々との出来事など「人間は誰しも芝居をしながら生きている」という持論のもと、独特の感覚でつづる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
江藤 はるは
7
映画はいつでも最高密度の芸術だ。2020/10/02
まさやん80
1
映画監督石井裕也が、日々の思いを綴ったAERA連載のエッセイ集。そうか、石井さんはこんな風に生きてきて、こんな風に考えているから、彼の映画はあんなにユニークなんだと改めて認識する。 それでいいのかと常に立ち止まり考える石井さんは、決して器用ではないが、映画という厄介な芸術に向かう姿勢としては、そうあらざるを得ないのだろう。 そういう意味では、映画の製作に関わるあれこれを綴った第二部の方が、彼の映画に対する思いがよりストレートに伝わってくる。2022/08/23
ゆきな
1
めちゃくちゃ面白い人だ。現世で生きている中で三回くらい生まれてる。それくらい人生を繰り返さなければ気づけないようなことに常、気づいている。彼の経験を彼のフィルターを通して知り、自分の中にある興味が更に沸き膨らんだ。2021/09/03
レンコン餅
1
AERAに連載していたいろんな角度で物を考える石井裕也の脳を覗いているような本。韓国で苦戦するけれど、とにかく進むしかない映画道。読みごたえがあるなぁ2020/10/13
赤鬼
0
プロローグの文章が聡明で嘘が無く丁寧で、こんな素晴らしい人が邦画界にはいたのかと衝撃と歓喜でページを捲りましたが、ところがどっこい。エッセイが始まると砕けた兄ちゃんの生の声が、プロローグとは違う姿でそこにはいました。悪く言うと化けの皮が剥がれた感じ?でもエッセイって面白いなとつくづく思う。ぶっちゃけ映画より本人が出てて非常に興味深い。西川美和さんのエッセイとはまた違う味わいがあり、この言い方は個人的に大嫌いだけど、男と女の根本的な生き物の違いみたいな物を感じた。2020/12/29




