日本経済新聞出版<br> 中国デジタル・イノベーション ネット飽和時代の競争地図

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日本経済新聞出版
中国デジタル・イノベーション ネット飽和時代の競争地図

  • 著者名:岡野寿彦【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 日経BP(2020/09発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532323585

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内容説明

■世界の注目を集めた中国プラットフォーマーのビジネスモデルには限界が見えてきた。アリババもテンセントも、これまでの手法では先がない。ネット展開はすでに飽和。中国のプラットフォーマーたちはリアルとの融合に戦略転換し始めた。
■消費者の安全性、信頼性への要求が高まり、競争の焦点が消費者接点から、商品やサービスそのものへとシフトしつつある。その中で、主要なプレーヤーのBAT(百度、アリババ、テンセント)に加え、TMD(バイトダンス、美団点評、滴々出行)が新たな主役として登場してきている。
■この変化は、リアルに強い日本企業にとっても有利になる時代がやってくることを意味する。第二幕に入った中国デジタル革命の実態を、「コロナ後」の展望も含め、中国ITビジネス・経営に精通する専門家が詳細に解説する。

目次

序章 デジタル競争の新たな主戦場

第1部 中国プラットフォーマーのビジネスモデル
第1章 中国のプラットフォーム・ビジネス
第2章 アリババ:エコシステムはいかに構築されたか
第3章 テンセント:「つながり」による競争優位構築のメカニズム
第4章 BATからTMDへ: BATの市場支配力が強いなかで第二世代はどのようにポジションを確保したのか

第2部 プラットフォーマーはなぜ急成長できたのか:政策と文化
第5章 中国政府のIT政策と社会の変容
第6章 中国企業人の思考、行動と組織文化:デジタル技術を活用した事業開発とのマッチ

第3部 変わる競争状況:“リアルに強い日本企業は何を学ぶべきか
第7章 インターネット第2ラウンドへ:新たな「競争地図」を展望する
第8章 AI×ビッグデータによる価値創造:世界最先端を生み出す仕組み
第9章 ネットとリアルの融合:リアルのマネジメントが課題に
第10章 プラットフォーマーと伝統的企業の競争・提携:金融市場での攻防
第11章 日本企業にはチャンスがある:中国デジタル革命から何を学べるか

終章 コロナテック:「アフター・コロナ」のビジネス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルミの鉄鍋

1
★4 たぶん、恐らく、今一番、中国のIT事情に詳しい。あまり見えてこない中国のプラットフォーマー達の戦略が事細かに書いてあり、日本企業との違いなども書いてある。とりあえず、やってみる。そして、失敗しても寛容な文化。ただし、品質はまだまだ日本には勝てない。中国が今の状況で品質まで手を出してデジタル化したら日本はもはやスピードでも勝てないのでは。中身のないコンサル本は多いけど、これはすごくしっかり書かれてる印象。2020/12/27

kitakama633

0
1年以上積読だったものを読了♪少し前の情報だが、有益なインプットが得られた。社会の利便性という面で発展段階にある中国国内市場での伸び代は大きかったが、日本国内の余白は少なく、デジタルトランスフォーメーションは進まない。著者からのメッセージにデジタル技術により2Bと2Gの効率化を図れとある。人口減少にともない行政のスリム化を目的として、デジタル化を進めようとしているが、そこからこぼれ落ちる人々の救済が民間に求められるつつある?2023/11/27

ミッキー

0
BATに続くTMDの情報は有用。それに加えて博士課程だけあって、研究している組織論の観点から、二つの組織文化を両立させる事の難しさや、それゆえに日本企業でDXが上手く行かないと分析するのはなるほどと頷きました。参考になります。2021/02/06

Noa Live

0
よくまとまってるが躍動感がない。傾向としてコンサルタントの本は情報は充実してるが無機質なのがいつも物足りない。 が、手元に一冊あると助かる日がくるかもってぐらい色々書いてある2020/12/17

Go Extreme

0
国家インフラとしてのブラットフォーム:競争領域と協調領域設定 オープン化戦略とガバナンス・信用体系/リスク管理の両立 消費者の集客→企業の効率化 インターネット→AI:データインテリジェンスの実装経験蓄積 技術の変化点を捉える→事業を再定義・モデルチェンジ⇒両利きの経営 実験を繰り返し→開発 全体体系:複合的な要因×変化 大衆創業・万衆創新 中国企業経営者の思考・組繊文化の特徴 2030年までAI大国:15領域の次世代AIプラットフォーム選定 日本企業:メガ・プラットフォーマーとの棲み分け コロナテック2020/10/17

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