FC Jam アクトアウト（上）【電子限定特典付】

著者名：冬房承

祥伝社（2020/10発売）

• ISBN：9784396791704

内容説明

【電子限定！描き下ろし特典ペーパー収録】
世界レベルの技術を持ちながらも大技では必ず失敗してしまう、無冠のフィギュアスケーター名雪いばら。腑抜けた演技を繰り返しスケートファンからも見放されつつあるいばらの元に、かつて『神童』と謳われたバレエダンサー　ヴァシリー・ミハイロヴィチがやって来る。「芸術も闘争も楽しめないクセにどうしてリンクにいるの？」芸術(バレエ)に身を捧げたヴァシリーからの問いかけに返す言葉もないいばらだが、次の国際大会はもう目前まで迫ってきており…。

※本作品は『アクトアウト【単話】』（１）～（６）が収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しましまこ]

表紙買い。本番で跳べないフィギュアスケーターに、かつて神童と呼ばれたバレエダンサーはどんな振り付けをするのか。美しい。

2020/10/29

[もきゅ子]

本番に弱いスケート選手と元バレエダンサーの話。まだイバラがスケートを楽しんでる顔を1度も見ていないのが気がかり。イバラはどうして滑ってるんだろう。おそらく背後に見え隠れしている母親の影が関係しているのだろうけど。

2020/10/28

[へへろ～本舗]

表紙買い。練習番長のフィギュアスケーター・イバラと元バレエダンサーだったヴァシリーの出会い。ユーリ・オン・アイスをちょっと思い出したけど、あの作品とはまた違う話で、面白い。とりあえずニアにしておく

2020/10/26

[コウスケ]

ずっと積んでたし何ならYOIの模倣だろうと思っていたけど違った。上下巻をまとめて購入したが、これはもう少しページ数を取ってほしい。作中でも「日本人は分かり辛い」というニュアンスが散りばめられている（そもそもの原因は主人公の言語力だが）。母親が過干渉な教育ママなのかな。ただの描き方なのか意識的なのか、いばらに終始目のハイライトが入らない。そこも彼のぼんやりとした掴みどころのない質を表しているよう

2021/06/03

[hallelujah]

配信アプリで楽しみにしていたのですが急遽打ち切りになってしまったようで残念です…涙／表面的な笑みを浮かべて何事もやり過ごすいばらと、足を怪我した元バレエダンサーがコーチとして邂逅するお話。キャラクター造形や、いばらの心の闇？やヴァシリーの放つオーラなどを表す繊細な絵柄、バレエの躍動感など大好きです

2020/11/25