未来を見る力 - 人口減少に負けない思考法

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader

未来を見る力 - 人口減少に負けない思考法

  • 著者名:河合雅司
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2020/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569846866

ファイル: /

内容説明

今後の日本にとっての最大の課題は「人口減少・少子高齢化」である。2020年から2040年の間に、人口は1525万人減る。マーケットは年々縮小、企業も自治体も人材不足に陥り、一人暮らしの高齢者が激増する。企業も、自治体も、これまでと同じ考え方で同じことをしていれば、変化に適応できず衰退していくしかない。戦略的に縮むためにすべきことは何か。人口減少の専門家であり、都市や地方の様々な「現場」で対話を繰り返してきた著者が、「売上や人口の拡大を目指す思考を捨てよ」「これから求められる能力はエンパシー」など、人口減少を希望に変えるための指針を示す。 ●ネット通販が届かなくなる理由/●「人手不足は外国人、女性、高齢者で解決できる」のウソ/●本当に70歳まで働けるのか/●マーケットの未来を見る力/●自治体の職員不足で起きること/●いかにして集住を促すか/●少子高齢時代に合わない、マンションの区分所有 etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

19
まあ、このままだと、本書の通りと思う。しかし、未来というものは自分たちで作り上げていくものではないだろうか。移民が社会を壊すというのであれば、出生率を上げるあらゆる努力を惜しむべきではないし、終身雇用がおかしいとか言っても、代わりに能力主義で生産性高い社会ができるかどうかも一概に言えず、終身雇用が合う業態もあるだろうに。2020/10/24

西

17
経済が成長する時代に生まれていたのって幸せだったんだなと思う。いつまでも同じような時代が続くと思っていた。こんな少子高齢化、グローバル経済の社会がやってくるとは。そしてコロナ。しかし未来予想ってどこまでできるのかなとも思う。仕事をしていて、将来を見越して考えないといけないことは理解しているのだけど、どんなに考えても世の中は複雑過ぎて、正解にたどり着くのは奇跡のような。当たったとしても偶然ではないかと。何のために働くのか、ということを考えさせられる2020/11/15

まゆまゆ

13
これからの日本において避けられない「人口減少」をふまえて未来を考える思考法を紹介していく内容。客層の3割が高齢者となれば、当然それ向けのサービスも普及するはず。今のネットショッピングも継続できるかどうかはわからない前提で考えるべき。キーワードは「戦略的に縮む」捨てるものと残すものを選別することで残す方策に力を入れることが重要である。2021/01/04

大先生

12
河合さんによれば、①少子高齢化・人口減少を前提に考える、②過去の延長線上に未来を見ない、③外国人やAIをあてにし過ぎない、④戦略的に縮む発想を持つ、⑤量的拡大より付加価値・質の向上を優先する、⑥政府や自治体に依存できないことを覚悟する…等によって未来を見る力が手に入るそうです。なんか普通ですね(笑)教育論では、エリート教育が必要というのは賛成ですが、名ばかり大学生はいらないので大学行かせずに職人にしちゃえというのは反対です。高卒の段階で人生決めろってことですか?河合さん、エンパシーあるんですか?(苦笑)2021/04/21

turtle

8
コロナの影響で少子化が加速した今、ここに書かれていることがはるかに前倒しになるのだろうな、と暗澹とした気分になります。 著者の言うようにエンパシーをもったエリートを育てる教育が必要だと思いますが、ネガティブな平等を求める日本では難しそうだし。2021/04/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16542244
  • ご注意事項