講談社文庫<br> 二人のガスコン (上)

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講談社文庫
二人のガスコン (上)

  • 著者名:佐藤賢一【著】
  • 価格 ¥680(本体¥619)
  • 講談社(2020/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062747684

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内容説明

まさに冒険!これぞ活劇! ――「マリー・ドゥ・カヴォワを監視せよ」とのフランス宰相・マザランの密命を帯びた勇者2人。一人は誉れ高きかつての三銃士・ダルタニャン。もう一人はご存じ「鼻」のシラノ・ドゥ・ベルジュラック。極秘指令に宮廷の陰謀の匂いを嗅いだ両人は、スペイン国境と旧都アビニョンへ。冒険活劇の醍醐味溢れる大長篇の開幕! <全3巻>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まこみん

70
ダルダニャンはあの有名な三銃士で、シラノ・ド・ベルジュラックは昔ピアノ入門書でのみ知った、実在の人物の二人が主人公。銃士隊解散十年後のダルダニャンは枢機卿マザランの下で密偵をしている。一方大鼻のシラノは青年隊除隊後は自由奔放、二人の共通は熱い血のガスコーニュ出身、だか初めから反目し合う。その二人にマザランからある仕事を頼まれる。その直後に謎の刺客に襲われるが、物ともせず、更にはマザランに敵対するオルレアン公から二重スパイの依頼も。序盤は文体に慣れる迄少し読みにくかったが、徐々にスピードアップ。直ぐ中巻へ。2019/04/28

k5

68
自分の読書嗜好のルーツって何だろう、と思うとき、『三銃士』はかなりな有力候補として上がってくるわけです。「心に冒険を↑」という酒井法子の声とともに刷り込まれたアニメに影響されて、角川文庫を無理して読んだのは十歳の時。コンスタンスが人妻、という事実に打ちのめされながらも、冒険&ヨーロッパ&メロドラマが、私の主成分となったのはあの時だと。。。そんなわけで、三銃士好きなら読むべき二次創作的な小説。二人のガスコンとはダルタニャンと、シラノ・ド・ベルジュラックという豪華ぶりです。中身については続巻で。2021/05/21

ehirano1

50
時折出てくるダルタニャンの回想に「?」となってしまう。しかもこの回想がダルタニャンの言動の元になっているような感じです。う~~む、どうやらいったん三銃士を読んでから出直して来た方が良いような気がしてきました。2017/03/12

イトノコ

17
再読。三銃士との冒険から時が経ち枢機卿マザラン配下の密偵となったダルタニャンは、主からある女性の監視を命ぜられる。相棒は「鼻」のシラノ。大冒険活劇の幕が上がる!/初読時は「三銃士」も「シラノ・ド・ベルジュラック」も未読だった。それらを読んでからだと主人公2人の挫折や諦念がより身近に感じられ、入り込めた。佐藤賢一さんは歴史小説がほとんどだが、今作のようにフィクション要素が強い作品は制約が少ないせいか筆致がより生き生きしているようだ。その勢いに読者たるこちらも乗ったまま、2人の快男児と冒険を共にしよう。2020/05/12

noémi

9
ダルタニャン物語+シラノ・ド・ベルジュラックのサイド・ストーリー。二つの話を無理なく合体させてある。たしかにガスコーニュの北部はベルジュラック地方っていうところがある。筆者らしく、しっかり取材してあります。ストーリー構成の巧みさは、うなるしかない。鉄仮面伝説をこのように使うか~、やるなぁ~。やっぱり苦労してダルタニャン物語全部読んでおいてよかった。それにしても佐藤氏の手にかかると、ダルタニャンも、彼独自のカッコよくて、ロマンティックな人間に仕立てあがるのね。(主人公は美男子と必ず書いてあるのが可笑しい)2012/04/26

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