フットボール批評issue29

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フットボール批評issue29

  • 著者名:フットボール批評編集部
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • カンゼン(2020/09発売)
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内容説明

なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、
クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ヴェンゲル時代のアーセナルは、
一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではヴェンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ヴェンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、
大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ヴェンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、
ヴェンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、
それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式の今後を追う。

●フットボールの格言 江間慎一郎
●「我がクラブ」を超越した「我が信仰」 儀式はすでにアーセナル駅から始まっている ヘンリー・ウィンター

【特集I】ヴェンゲルの亡霊に苛まれる幸せ
●アルセーヌ・ヴェンゲルの22年は「うぶ」だったのか
元番記者が回想する純粋主義者の皮算用とアーセナル文化醸成への手法 スティーヴ・スタマーズ
●ヴェンゲルが“バトルを教えてくれた interview:エマニュエル・プティ スティーヴ・スタマーズ
●実は似た者同士? ヴェンゲルVSファーガソンの20年史
プレミアの二大巨頭の舌戦をヴェンゲル愛をもって読み解く キムラヤスコ
●物静かなリーダーが希求した健全な重圧 今でも色褪せることのない無敗優勝の追憶 ジョン・クロス
●インヴィンシブルズは“漢たちだった interview:ローレン・エタメ・マイヤー ルジェー・シュリアク
●ティエリ・アンリ&デニス・ベルカンプ アーセナル史上最高の2トップを最新データで読み解く 結城康平
●プレミアに起きた流麗なる革命 “フレンチ・コネクション20年史
interview:ロベール・ピレス フィリップ・オクレール
●“イケてる「赤胴体×白袖」変遷史 シンボリックなユニフォームが誕生した理由 内藤秀明 イラスト:安藤隆晃

【特集II】アルテタは創造者か、模倣者か
●グアルディオラの弟子、を超えて。ミケル・アルテタの思想を探る 結城康平
●「爆発的なペース」が円環するアーセナルの戦術
「ボールプレーヤー依存」のヴェンゲルと「プレーモデルありき」のアルテタ らいかーると
●真の「ガナーズ産」は現れるのか
interview:アンドリース・ヨンカー(元アカデミー・ディレクター) アルトゥル・レナール
●アーセナルと青田買いの蜜月 もはや「必要性にかられた」若手獲得の宿痾 山中拓磨
●池袋『バッカス』が結ぶ北ロンドンと城北トーキョー 全国のガチグナたちの聖地を救え 宇都宮徹壱
●初めてアーセナルの扉を開いた日本人、稲本潤一の軌跡
開拓者“イナと彼に寄り添ったFIFA公認代理人田邊伸明の述懐 加部究

【永久保存版】「ガナーズクロニクル」
●ガナーズの礎を築いた二人の名将 100年以上たった今も残る“アーセナルらしさの起源とは 山中拓磨
●ガナーズプレミア年表 編集部

【連載】
●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか 田崎健太
●フットボールの主旋律~カオスに抗うアナリスト~ 第2楽章「複数で突っ走る」横浜F・マリノス
スプリントとパスの同期を可能にするグアルディオラのユニット 庄司悟
●世界サッカー狂図鑑 金井真紀
●スペインフットボールジャーナル 木村浩嗣
●スポーツ文化異論 武田砂鉄
●FOOTBALL BOOK REVIEW・ボールは跳ねるよ、どこまでも。 幅允孝
●新刊ガイド 編集部
●洋書案内 実川元子