光文社文庫<br> 向こう側の、ヨーコ

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光文社文庫
向こう側の、ヨーコ

  • 著者名:真梨幸子
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2020/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334790790

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内容説明

1974年生まれの二人の「陽子」。恋愛小説家として成功した陽子は、幼い頃から、自分が辿るはずだったかわいそうな運命を生きるヨーコの夢を見ていた。一方、夫と一人息子と共に暮らす陽子は、決して贅沢のできない毎日に嫌気がさしていた。家も、職業も、生活も、全てが異なる二人の人生は絶対に交わることはなかったが――。瞬く間に世界が狂い出す、イヤミス最高傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

100
★★★★★★☆☆☆☆女同士の見栄と欲望が渦巻く真梨幸子の長編サスペンス。幼い頃から定期的に〝もう一人の自分〟の夢を見る陽子。ある日友人が切断された遺体で発見されたことから不穏な空気が漂い始め…。独身作家の陽子(A面)と、結婚しパート勤めの陽子(B面)が交互に進行するパラレルワールドものだが、そこは著者らしい仕掛けが施されている。犯人は誰なのかというサスペンス的要素と、徐々にインターバルを狭めながら2つの世界が交錯していく展開には惹きつけるものがあったが、ここまで応援したくなる登場人物が皆無な作品も珍しい。2022/02/16

アッシュ姉

80
作家の陽子と主婦の陽子。パラレルワールド、A面B面に惑わされる。なるほど今度はこう来たか!真梨さんにしてはドロドロひかえめでスルスルいけちゃう。もっと刺激と混沌を求めてしまう私は何が枯渇しているのだろう。2021/02/12

JKD

37
真梨幸子でパラレルワールド、絶対ややこしい。と身構えておりましたが巻末の登場人物説明のお陰もあり迷わず読み続け、さぁ、いよいよ後半。あれ?何やら妙な違和感。これはパラレルワールドじゃなくて向こう側とか関係なくて、おぃおぃそっちかぁ~と思ったのもつかの間、驚愕のラストで度肝抜かれました。2020/09/20

nanako

36
とにかく話がわかりずらくて、わかりずらい割に、驚きも意外性も何もない作品でした。この犯人はないんじゃないの、って感じです。久しぶりに読み終わって脱力、トホホな感じです。2020/10/18

坂城 弥生

34
久しぶりに、エグかった…2020/09/17

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