内容説明
大富豪にして公爵令嬢、警察庁監察特殊事案対策官・西有栖宮(にしありすのみや)綾子警視正が、検察の裏組織〈一捜会(イッソウカイ)〉の卑劣な陰謀を撃ち砕く。今回舞い込んだ事案は「飲酒(のむ)・賭博(うつ)・売春(かう)」関連。風俗街を牛耳るロシア・マフィアを壊滅させ、法務大臣のハニートラップを逆手に取り、警察署内に開帳された違法賭場を積み上げた弾薬(現金)で華麗に吹き飛ばす――優雅で過剰なヒロイン綾子から目が離せない第二幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
42
警察官を不祥事に誘う検察裏組織の刺客は女の敵ども。奴らを金と権力で打倒するまほろ版富豪刑事、パート2。痛快というよりえげつなさと失敗者への容赦のなさが上がってない!? まあ、それがやられ役のキャラの立ち具合も含めてのまほろ節なのだけれど(さ、流石に今回の1話と2話は女警ならぬ女の敵だが、同情を覚えてしまうわ)。メアリの家族もなんだかんだ濃い人達ですわ。2020/08/30
よっち
35
大富豪にして公爵令嬢、警察庁監察特殊事案対策官・西有栖宮綾子警視正が、検察の裏組織〈一捜会〉の卑劣な陰謀を撃ち砕く第二弾。今回も何というか優雅というか、斜め上のお金の使い方は相変わらずで、さらに豪快な親戚も加わって風俗街を牛耳るロシア・マフィアを壊滅させ、法務大臣のハニートラップを逆手に取って、警察署内の違法賭場を積み上げた現ナマの弾薬で華麗に吹き飛ばすとかいう解決方法には苦笑いでしたけど、いよいよ目論見をことごとく打破されて激怒する一捜会のトップ・法円坂行子殿下との直接対決も近いんですかね。続巻に期待。2020/09/25
坂城 弥生
34
メアリの親類はなんていうか、まさしく女傑揃いで、やっぱりすがすがしい。2020/10/16
坂城 弥生
31
ぶっ飛んだ設定の警察小説第二弾。続きは出ないのかなぁ?2024/12/05
hnzwd
21
シリーズ第二弾。圧倒的な資金力で強引に事件を解決するシリーズですが、一巻に比べると少し手を変えてきたかな、という印象。いつまでも続く笑えるシーンは、むしろ笑えるか。軽く読めるシリーズ。2020/10/03