戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学

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戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学

  • 著者名:戦争社会学研究会【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • みずき書林(2020/08発売)
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  • ISBN:9784909710024

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内容説明

二度映画化された『野火』を中心に『この世界の片隅に』『戦艦ヤマト』など戦争映画を論じる。

娯楽映画の抵抗と迎合―
大岡昇平による原作『野火』(一九五二年)。
市川崑による映画『野火』(一九五九年)、そして塚本晋也版『野火』(二〇一五年)。
同一作品は、表現形式によって、時代によっていかに変奏され、受容されるのか。
また、山本五十六の表現から『戦艦ヤマト』『この世界の片隅に』まで、娯楽作品において戦争はどのように表現され、消費されてきたのか。
社会学・歴史学・人類学のアプローチから、文学と映画に描かれた戦争を読み解く。

【著者】
戦争社会学研究会
戦争と人間の社会学的研究を進めるべく、社会学、歴史学、人類学等、関連諸学の有志によって設立された全国規模の研究会。故・孝本貢(明治大学教授)、青木秀男(社会理論・動態研究所所長)の呼びかけにより2009年5月16日に発足し、以後、年次大会をはじめ定期的に研究交流活動を行っている。

目次

特集1 「戦争映画の社会学」①『野火』の戦争社会学
『野火』の戦争社会学―特集企画について/ 山本昭宏
戦争映画の社会学のために―塚本版映画『野火』を題材として/野上 元
「野火」に映る戦後―「難死」と「嘲笑」の後景化/ 福間良明
『野火』の戦争社会学のために/成田龍一
『野火』にみる武蔵野の風景とフィリピンのゲリラ/青木 深
人肉食が起こりうる世界を物語るということ―ふたつの映画版『野火』における宗教的要素の扱いをめぐって/松下優一

特集1 「戦争映画の社会学」②戦争娯楽映画の系譜
「戦争映画」の拡大領域/山本昭宏
戦争娯楽映画を読み解く―山本五十六作品を比較する/好井裕明
『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』へ―美少女が象徴する戦うアニメの系譜とその論理/足立加勇
戦争遺産へのまなざし―アニメーション映画『この世界の片隅に』を事例に/濱田武士
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろただでござる

1
予定調和の社会学。後半のある部分で学生時代によく見聞きしたアジ演説と同じような表現があったので今でもか…とちょっと辟易。「美少女が象徴する戦うアニメの系譜とその論理」で「魔法少女まどか☆マギカ」をスルーしている理由が分からない。2021/10/16

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