内容説明
雷神皇祭にてシェリルの兄との死闘を終え、自身の秘密を知るサーシャの住処である世界樹に出向いたエフタル。しかし、すでに何者かに蹂躙し尽くされた後だった。生き残った従者より手がかりは故郷にあると聞き――?
感想・レビュー
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真白優樹
6
姿を消したサーシャを追い、かつての前世の故郷へと向かう今巻。―――因縁の地で待つは、古から続く古き縁。 エフタルの故郷へ出向き、因縁の相手である炎神皇と遂に邂逅を果たす今巻。相も変わらずかつての故郷で大暴れしながらサーシャを追っていく、物語としての段階が一段階次へと進んでいく巻である。遂に訪れた邂逅、そして唐突に始まる絶体絶命の窮地。果たしてエフタルはこの窮地を乗り切り、炎神皇と決着をつける事は出来るのか。まだまだ絡まる古から続く因縁はこの先、どこへと向かい行き着くのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/09/06