チャートで読み解く美術史入門

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チャートで読み解く美術史入門

  • 著者名:ナカムラクニオ【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 玄光社(2020/09発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784768312230

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内容説明

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チャートにすると見えてくる!画家同士の意外な繋がりや関連性

年に複数回美術館に足を運ぶ美術ファンは今や国内で1000万人以上いると言われ、日本各地で開催される展覧会の動員数は年々拡大傾向にあります。2018年から2019年にかけてはゴッホやフェルメール、ダリ、ミュシャ、ルーベンス、クリムトの過去最大規模となる展覧会が開催され、日本の画家では伊藤若冲や藤田嗣治、現代美術家の草間彌生の過去最大規模の展示がありました。

美術ファンの裾野が広がる一方で、「もっと深く美術史を勉強したい」「アートの見方を知りたい」という声もよく聞きます。美術館ではそうしたニーズに応える各種イベントが開催されていますが、近年は美術研究者や専門家以外の美術関係者による「わかりやすい」「ウラ話的」なトークイベントに人気が集まっています。本書の著者ナカムラクニオ氏は、そうしたイベントに多数出演しています。特に来場者にウケが良いのは、画家の人脈や系譜などを、相関図(チャート)を作って解説することです。チャートを用いることで画家同士の師弟関係や交友関係、ライバル関係までが見えてきて、より広く深く理解できて、新たな興味が広がります。

本書は著者が作成したチャートによって、画家の名前や作品、人脈について簡単かつ総合的に知ることができる、これまでになかった美術入門書です。「画家の成分分析」などには著者独自の新たな見解が含まれています。西洋美術と日本美術の2章構成で、美術史上最大の芸術運動であるルネサンス、日本人からも人気が高い印象派絵画、さらに日本が世界に誇る浮世絵を軸に、美術史の流れをチャートで紐解きます。著者自身による要点を押さえたイラストも、本書の見どころです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

182
画像を比較したり、画家の人生をチャートで表したり、表現のやり方を直線と曲線で分類したり、画家に及ぼした他の画家の影響度合いなどを見ることが出来る。定性的な説明だけでなく、定量的な説明が面白い。画家のライフチャートなど画家の人生の上がり下がりが示されるが、肝心の縦軸がどう計算されたかわからない。その他、画像の類似も評価に使用した数値の算出方法は示されない。絵画の他、彫刻などにも言及。日本美術や土偶など考古学的美医術にも言及。2020/11/26

ころこ

29
これもkindleで安く、10分の1くらいの値段。何か訳ありなのか…チャートで表しているこの本自体が絵なのですが、リライトしているってことで、これってどうかな?と疑問を持ちました。一覧性に優れていて、ipadであれば見取り図として有効です。せいぜい70年代までで、美術も現在の歴史が書かれていないのかと、気になります。2020/12/05

なおみ703♪

9
イラストではなく、写真の方が分かりやすいと思った。内容はいい。2020/11/14

ganesha

4
西洋美術と日本美術の流れやつながりを年表やライフチャート、相関図などでわかりやすくざっくり解説した一冊。影響を受けたものや画家の成分分析が面白かった。ポール・ジャクレーが気になりつつ読了。2021/12/28

F_ma

4
本文中のイラスト、図版はすべて著者によるもの、とサラッとすごいことが書いてある。2021/01/13

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