内容説明
妖怪が起こす事件を算法で解決する
新感覚 時代×数学ミステリー!
下級武士の娘・車井彩菊は、おしゃれが大好きな十七歳。ひょんな縁で、水戸の高那家の三男・半三郎のもとに嫁ぐことになった。水戸に来て早々、からくりの張り巡らされた寺に潜入してほしいという依頼が――(第四之怪)。ベストセラー『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の著者が描く新感覚時代×数学ミステリー!
装画・挿絵/友風子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
38
また第二巻から読んでしまった2020/08/06
coco夏ko10角
24
シリーズ第2弾。あの半三郎の妻になってからの始まり。高那家に嫁いだことで依頼の流れがスムーズになったような。最後の話はそういうのも登場するかとちょっとびっくり。次巻では江戸へ?そこでの出会いもあるだろうし面白そう。2020/11/13
ひさか
22
J-novel2015年10月号彩菊と雷獣針供養、16年1月号彩菊と夜桜人形、4月号彩菊と鮟鱇七道具神、7月号彩菊とからくり寺、10月号彩菊と夢幻コロポックル、17年1,2月号彩菊と虚ろ舟、数学あやかしファンタジーな6つの連作短編。2017年8月実業之日本社刊。2020年8月実業之日本社文庫化。シリーズ2作目。今回も、優れたアイデアと共に登場する彩菊、あやかし、異人たちに魅力があって楽しい。からくり寺と虚ろ舟の大掛かりな仕掛けと展開が良い。彩菊の個性的な魅力が描かれた友風子さんの装画が一段と冴えている。2024/02/16
onasu
15
初話の出だしで覚えあり!、と単行本での既読を確認したまではよかったが(記録も確認)、あとの記憶は断片のみという有り様で、見事に楽しめました。(初読の感想より!) 何処がよかったかと振り返ってみれば、彩菊の算法が(初巻は再読していないので)新鮮!、という身も蓋もない感想だが、おもしろかったということで…。 初読時の感想では、末編は創作が過ぎると書いていたが、元ネタがあったとは意外! 締めでは初読時と同様、江戸詰を命じられた半三郎、彩菊夫妻の活躍が期待されるが、ナイスキャラの姪の活かし方も加えておこう。2020/09/22
lovemys
11
面白かった! 今回は数式よりも図形問題が多かったなぁ。ドーナツ型の解は難しい。自分でも1回やってみようか。ラストの話は面白かったなぁ~。史実と混ざり合って、とても面白かった! 江戸の話もあるのかな? あったら読んでみたいゎ。2023/02/02