松苗あけみの少女まんが道(分冊版) 【第5話】

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松苗あけみの少女まんが道(分冊版) 【第5話】

  • ISBN:9784821145539

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内容説明

少女漫画の世界に大きな足跡を残す松苗あけみによる、自伝的コミックエッセイがついに単行本化! 漫画に親しんだ幼少期から、アシスタント期、華々しいデビューからの突然の掲載誌休刊、そして移籍を経てみずからの作風を確立し、名作『純情クレイジーフルーツ』を生み出します。その後も話題作を描き続けてきた著者の、長い作家人生を1冊に凝縮します。とくにオススメは、師匠であり同志ともいえる少女漫画界のカリスマ、一条ゆかりとの濃い交流! 名作の裏にあった秘話に息をのむ、読みごたえに満ちた1冊です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はやしま

42
「純情クレージーフルーツ」大好きでした。『ぶ~け』読んでました。あの罫が入ったデザインのコミックス好きでした。出てくる名前が一条ゆかり先生、汐見朝子先生、弓月光先生、有吉京子先生、内田善美先生と綺羅星のごとく。針も効かないほど苦しみながら名作を生み出してくださった一条ゆかり先生に感謝。内田善美先生は孤高の作家さんを想像していたけど、とっても優しいお姉さん(美大生)で私生活がオシャレ。これは松苗先生から現在世間と没交渉と言われる内田善美先生へのラブレター本ではないかと思う。松苗先生、面白い一冊をありがとう。2020/06/16

たまきら

37
絵はよく見るけど、猫と自画像以外作品が思い出せない…それがこの作家さんの印象でした。のんびりしてて欲がなく、ミーハーで愛されキャラな感じのこの著者の明るい語り口は、ど根性物の漫画家さんエッセイとは雰囲気がちがってビックリしました。2023/03/05

くさてる

30
「ぶ~け」直撃世代で「純クレ」リアルタイム読者としては、頁をめくるごとにいろんな感情がこみあげてきてたまらなかった。才能がなかったとか何のとりえもない平凡な女の子とか自虐でおっしゃられてますが、とんでもない話ですよ……松苗先生のカラーイラストの美しさと代表作の面白さ楽しさといったら、当時のファンをどれだけ楽しませてくれたことか。「ぶ~け」や当時の人気漫画家さんの裏話も楽しくて、素晴らしい。読後、思わず、ありがとうございました!と言いたくなった一冊です。面白かった!2021/01/21

マッピー

19
元旦に感想を書いた、「薔薇はシュラバで生まれる」がアシスタント生活について描いたものなら、この本は漫画家を目指した少女の一代記。正直面白さなら「薔薇は~」の方が格段に上でした。でも、内田善美について描いてあるのですもの。彼女がいかに丁寧に時間をかけて絵を描いていたかがわかり、その人となりも初めて知ることができて、内田善美目当てで読むには大満足の一冊。驚きなのが、70年代の少女漫画家って、住所がファンに筒抜けで、突然ファンが押しかけてくることも日常だったようなこと。個人情報だだ洩れの時代。怖すぎる。2021/01/03

kochi

17
姉の友人が内田善美の友達で、内田の代わりに憧れの一条ゆかりのアシスタントとなったは良いが、家への連絡を3日忘れて、家出少女に^_^ というようなところから始まる、バブル時代を駆け抜けた少女漫画家松苗あけみの波乱万丈の漫画家人生!内田善美のWikiに、松苗あけみさんが連絡を取っているとの話が載っていて、どういう関係か?と思っていたが、本書で謎が解けた。仲良しなのだ。その内田との別れのシーンとか、同じく「ぶ〜け」で書いていた吉野朔実と「最後にお会いした時に握手できてよかった…」というシーンが、心に残る。2020/11/30

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