内容説明
中南米の麻薬組織で窮地に立たされた潜入捜査官。彼を救う鍵はグレーンス警部――名作『三秒間の死角』に連なるシリーズ最高傑作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
116
準備を間違えなくてよかった。「3秒間…」を読んでからこちらの「3分間…」でなければ、あの楽しさを逃してしまうところだった。そして、あの男がまた危機に陥っている。そのために、あの老いた男も動き出す。でも、グレーンスはたったの数十ページ。あとは、ほぼコロンビア内のことばかりだ。グレーンスの活躍が待ち遠しい。先日読んだネスボのノルウェーもそうだが、9.11後のアメリカの報復は、北欧では評判が悪いようだ。2021/03/06
のぶ
87
まだ上巻を読む限りだが、本作は「三秒間の死角」の続編にあたるとの事だが、自分は「三秒間の死角」を読んでいるが、内容をあまり覚えていない。それでも一気に読めるほど面白い展開だった。テーマはコロンビアでの麻薬取引の話。潜入捜査員のビート・ホフマンという男が物語のカギを握っている。任務は犯罪ゲリラPRCの情報をアメリカに提供する事。しかし特殊部隊を率いる下院議長がPRCに拉致されてしまう。スウェーデンの作品だが、上巻では本国がほとんど舞台にならない。下巻でどんな話が待ち受けているのか?この先が楽しみだ。2020/09/18
ずっきん
73
『三秒間の死角』の続編。親方DEAで麻薬カルテル化したゲリラ組織に潜入し、すげえ頑張ってる“エル・スエコ”に、なんとアメリカからの死刑宣告が。さあ、犬の力ばりのヒリッヒリの舞台は整いました! が、ここにグレーンスがどう絡むのか、さっぱり見当がつかなくて、逆に楽しみな下巻♪2021/04/15
GAKU
56
『三秒間の死角』のピート・ホフマンが、今作ではコロンビアの麻薬密売ゲリラPRCに潜入。上巻の中盤位からどんどん引き込まれていきます。窮地に陥るホフマン!このピンチをどう切り抜けるのか?グレース警部はどのように関わってくるのか?いざ下巻へと行きたいのですが、図書館本で下巻は予約待ち(涙)。やはり発売された時に、上下巻買っておけば良かったと後悔。これから下巻だけでも買いに行くか!?2020/09/12
本木英朗
34
〈グレーンス警部〉シリーズの1冊である。コロンビア。子どもですら200ドルのために殺し屋になりたがる社会の暗部に、麻薬取締局に雇われた男が潜入していた。任務は麻薬犯罪ゲリラPRCの情報を米国に提供すること。しかし特殊部隊を率いる米国下院議員長が拉致されたとき、事態は思いもよらぬ急変を遂げる。潜入捜査員の命運は、ストックホルム市警のグローンス警部に託された!という話である。とりあえず下巻に進むしかないって。ではでは、また。2021/07/01
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