宝島社文庫<br> 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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宝島社文庫
警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

  • 著者名:吉川英梨【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 宝島社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784800244789

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内容説明

六本木の違法クラブで女子中学生が惨殺される事件が起きた。警視庁「女性犯罪」捜査班の面々はさっそく現場へと赴くが、肝心の原麻希は休暇中で連絡がつかず、妊娠8ヵ月の圭子を捜査へと駆り出すことに。そのころ、たまがわ市に住む女子中学生が二人死亡していることが判明。麻希の娘の菜月はいち早くそれが連続殺人事件であることに気づくが――。天才捜査官・原麻希が難事件に挑む、人気シリーズ第2弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

80
ハラマキシリーズ。アゲハにさかのぼって読んでいたのだけど、女性秘匿捜査官になってからのシリーズも読み進めてます。シリーズ2作目。今作も麻希のするどさが大活躍。まったく関係ないと思われていた別の事件とのつながりも出てきて…。テーマは子育て、そしてサイコパス。まさかの犯人にぞっとしました。悲しい動機も…。にしても臨月の妊婦が捜査ってほんと大変すぎる。よく頑張った!上司の織江はもう少し麻希を信じてほしい。旦那さんとの関係は問題なさそうでほっとしました♡このシリーズ大好き!まだまだ読みたい♡2019/06/05

ナミのママ

71
ハラマキシリーズ7作目。新シリーズ「女性犯罪捜査班」の2作目になります。六本木の違法クラブで起きた女子中学生惨殺事件、ところが何故か原麻希と連絡がつかない。ということで今回引っ張り出されたのは妊娠8ヶ月の圭子。そしてコンビを組んだのが8係の全く頼りない鍋島。キャラクターは面白くスピード感は劣らず、でも今回は子供が絡んだイヤ〜な事件で、後味も悪かったです。2020/04/25

えりこんぐ

57
女性犯罪捜査班2作目。ん?前半登場しないハラマキ。その代わりに、妊娠8ヶ月のお腹を抱えて圭子さんが奮闘する。亜矢子さんのアクションも格好良かった。今回の事件は嫌な気分になって、とても哀しい動機。親が子供を叱るのもほめるのも、そこに愛情があるからなのに。新キャラのダメ刑事鍋島くんの不思議な活躍に今後も期待したい。【積読85】2020/09/28

Yunemo

54
何故だか、読了後のトキメキ感が薄れてきて。因果関係に馴染めなくなってきたのかな。本作、『脳の仕組の研究』をベースにおいて、『子供だから、することが残酷』『愛情に飢えている』、という若者感が読み取れるんだけど。女性班の面々がそれぞれに活躍し、繋ぎあわせて1本になっていくという構成、展開は、本作の大きな利点。十分に楽しめました。女性、母と子、いくつかのキーワードになかなか順応出来なくなっている自身がいます。読了後の高ぶりが残っていないことに気付き、シリーズものに対する限界点なのかな、なんて勝手に思い込んで!!2015/08/30

まさきち

51
序盤はやや展開がつかめず難儀してものの、中盤から終盤にかけてのリズムのいい展開と見事な謎解きにはいつものことながら楽しませてもらいました。そしてわが子に対する美花のとらえ方や行動に背筋の凍る思いを抱かずにはいられません。それと若干原麻希の刑事としての能力が急速に上がってる?そんな印象も残りました。2015/11/25

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