内容説明
航空機王国アメリカに挑戦した日本の技術力は? 3年8ヵ月にわたる日米戦争の間に、日本の陸海軍は、派生型も含め164機種もの航空機開発に着手した。特に、ボーイング社が開発中だった世界最大の4発爆撃機B29をはるかに上まわる、6発の「富嶽」製造は、今日の日米最先端技術戦争のさきがけとなった。日米決戦の裏側で、技術者たちのもう一つの戦い! <上下巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonanddai
9
読みながら、ずっと昔の東宝映画「海底軍艦」を思い出しました。発想は同じ「一発逆転」ということなんでしょうか。中島知久平がこの「富嶽」を言い出した理由としては、多民族等の問題をはらむアメリカは、本土に一撃を加えることにより、内部からの崩壊をもたらすことになるのではないか、ということもあったようです。なぜなら、アメリカは(内戦を除き)「それまで」本土を直接攻撃されたことがない国であったため、虚を突かれると脆いのではないか…。ただ、(本書刊行後の)9.11のことなども考えると、果たしてどうだったか…。2021/05/05
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