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内容説明
90年代の身に覚えがある青春――
家族の幸せが崩壊する悲しさ――
ゲームが大好きなボク。初恋を体験したボク。
チャットルームに入り浸っていたボク。
そして、信頼していた人から詐欺に遭ったボクの家族。
実際の体験をもとに綴った、懐かしくも、切ないお話。
連載時には語られなかった描き下ろしマンガも収録!
【電子特典:描き下ろし4コマ漫画付き】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リューベン
4
連載の時より情報が出されてるため新鮮。 面白い。2021/05/04
プロムナード
3
やばい。これほど徹頭徹尾不穏な空気に満ちたマンガ、読んだことがない……。Twitterで単行本の続きも読みましたが、どんな談笑シーンでもその後の崩壊を勝手に想像してしまって不安に突き落とされる。機能不全家庭の不安定さ、ゼロ年代チャット文化の濃密でドロドロした救済と破滅感、それらが途中でばつんと断ち切られたように終わるラストから読み手の現実を侵食する。心をグラグラに揺さぶるという意味で、今年読んだ中でトップクラスの作品でした。2020/09/22