内容説明
「それでは、おのおの、抜かりなく」@大河ドラマ「真田丸」、「堂々と、ここで、生きろ!」@連続テレビ小説「なつぞら」、数々の名ぜりふを生きてきた著者自らが語る、〈言葉が人をつくる〉人生のフシギさ、面白さ。ホン(台本)と共に半生を振り返る名優の独白!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイシャ
23
ホンと言っても役者さんらしく台本のこと。出演作品を通して草刈さんが得てきた人生訓など。草刈正雄さんと言えば、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で演じられた真田昌幸が一番に頭に浮かぶ。草刈さんご自身も真幸役は、役者人生の中で一番とおっしゃる。第二の人生の転機とも。表裏比興の者である昌幸を実に魅力的に演じていらした。言葉の力を師として歩んでこられた役者人生が60才を過ぎてからますます充実されているようだ。 2023/10/06
きょう
8
ホンとは、台本。草刈さんの演じた、心に残るセリフで綴られた人生。一番底にはお母さまの言葉があって、これが彼の芯なのかと思いました。「真田丸」と「なつぞら」のセリフと脚本家さんとの思い出に、見ていた当時の記憶が蘇ります。若い頃の草刈さんといえば「復活の日」、ノベライズ本の存在を知った一作です。古畑任三郎にも犯人役で出ておられたような…? 彫りの深いお顔立ちで、年齢以上に老けた役もこなしておられるので、この先も楽しみです。2024/03/12
スプリント
7
ハリウッド映画でも活躍できそうなルックスですよね。 不思議と時代劇でも映える。 味のある役者さんです。2020/09/23
m
6
良くも悪くも一ページあたりの文字数が少ないのですぐ読める。私も真田丸でその存在を知り好きになった一人だが、ご本人にとっても大きなターンニングポイントだったのだろう。登場人物が皆魅力的で笑って泣けて、本当良いドラマだったなぁ。多分他に書く内容がなかったのだと思うが、後半のセリフ集は不要かと。2021/02/01
乱読家 護る会支持!
4
70歳近くになっても、いつまでもカッコいい草刈正雄さんが、いい台本を振り返りつつ役者人生を語る本です。セリフを何度も何度も身体に染み込ませて、セリフを熟成させる。そんな日々を繰り返していく事で、人間的に成長が出来たと草刈さんは、言われます。 僕も自分が一番成長出来たのは仕事のおかげだと思っています。 自分一人だと絶対に経験出来なかった仕事、会社の為だからこそ、仲間の為だからこそ出来たいろんな仕事。 大変な思い出ばかりですが、やはり仕事は一生懸命にならなあきまへんなぁ。2020/12/10