内容説明
2025年、大阪が日本を救う!!
オリンピックの開催が不安視されるなか、関西で変化がおきていた。
先行きが不透明な日本経済は、万博をきっかけに再興できるのか?
2019年6月の大阪G20、2021年のワールドマスターズゲーム関西、2025年の大阪万博と、国際イベントが開催される機会が増え、注目が高まっている大阪。本書では、「大阪のおばちゃん」や大阪・京都・神戸のライバル関係による関西の分断など、身近なテーマにも触れながら、万博に向けて大阪がどのように変化してきているのかを、データや写真を基に紐解く。
著者は、2014年~19年7月まで日本総合研究所調査部の関西経済研究センター長を勤めていた。今年7月からは、より広い範囲をみるマクロ経済研究センター所長に就任した。2019年度の大阪府「万博のインパクトを活かした大阪の将来に向けたビジョン」有識者ワーキンググループメンバーにも参画している。
目次
はじめに なぜ大阪は注目されるのか
第1章 あなたの知らない大阪社会
第2章 大阪は「たこ焼き」だけではない
第3章 イメージ刷新!世界の「OSAKA」への道
第4章 万博で何が変わるのか
第5章 なぜ関西の中小企業は「勢い」があるのか
第6章 大阪をみれば日本の未来がみえる
おわりに 地方創生には「路地裏の経済学」が必要
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふね
6
#70 関西エリアが持つポテンシャルと万博を見据えた大阪の成長戦略について。関西の未来は明るい!はず。2020/12/25
koishikawa85
5
刊行から4年後に読むと面白いのが、ここに書かれた計画がほぼ実現していない、また実現しそうにないこと。コロナから半年後に書かれた本だからコロナは言い訳にならない。IRは来るかどうかわからないし、JRの夢洲への延伸は実現しないだろう。京阪も不透明。にしなかバレーなど跡形もない。ワールドマスターズゲームズは21年から27年に延期。このほかにも数々の取り組みが打ち上げ花火に終わっている。 時間が経過して読むと、著者の意図とは別に面白い本。2024/05/24
ゆー
3
大阪人のイメージの悪さ(がさつ、粗雑なイメージ)は、メディアが作り上げているものである事に納得がいった。TVで取り上げられる大阪のおばちゃんは殆どおらず、普通の方ばかりである。こうしたイメージの払拭も他地域からの移住者を増やしたりする一因になるのでは無いかと思った。 今回の万博誘致に付随するIRの設立もカジノ依存症、治安の悪化など批判があるが、そもそも7000億近くかけて作った島が、未だに殆ど活用されていないことの方が問題だと思った。反対する人々に他の活用方法が提案されれば別の話だが…2020/11/25
ジュニア
2
大阪、関西の魅力を人間性、経済、観光の面から解説した本書。大阪育ちで現在東京生活している身からすると、あるあるネタも含めて、楽しく読むことが出来た。東京の人が考える大阪像は極端な場合が多いが、原因としてレッテル貼り、しかも東京側だけでなく大阪の一部(メディア等)が関わっているのも面倒である。東京は政治、経済、文化の中心地でもあり、他県を圧倒する財力もあるがこのコロナ禍でゲームチェンジが起きるかもしれない。もしオリンピックができなかった場合、万博に入れこむ力は凄くなり、1970年と同様の熱を帯びるかも。2021/01/24
るるるん
2
都構想否決されたので読んでみた。 商工会議所などの巨額のお金が動くような企業が頑張って大阪を盛り上げようとしている。 IRなどのリゾート施設はまだ詳しくないので参考文献を探して読んでみようと思う。2020/11/06
-
- 電子書籍
- 平民だった私が 国王の愛を得てベルサイ…
-
- 電子書籍
- 介護職・相談援助職への暴力とハラスメント
-
- 電子書籍
- こわい本2 異形 角川ホラー文庫
-
- 電子書籍
- マンガでわかる 理想のパートナーと引き…
-
- 電子書籍
- とある飛空士への恋歌 ガガガ文庫