内容説明
とある藩の遊郭、篠田屋に遊興費を払えぬ居残りとして住み込みをする浪人、方治。しかし彼の実態は、楼主の求めに応じ暗躍する剣客でもあった。そんな彼はある日、仔細あって他藩で起きた猟奇的な事件の調査を助太刀することに。そこで方治は、忍の技を用いる奇妙な男と対峙する。だが、この一件はただのきっかけに過ぎなかった。方治と篠田屋は、この後、藩政を狙う謎の忍軍と激突し――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よよよ
1
んまあ、面白かった。このシリーズにはもっとグワーッと知名度上がってほしい。著者の作品の中で、今作の悪が特によく練られてて好き。私の最推しは御前様だと今作で確定したが、お志乃の出番もいっぱいあって、主人公との関係が好きである。最後に「え、そことその人も繋がってたの?」ってなるような見事な紡がれようも見どころ。キャラを確立させる必要のあった前作よりもストーリー性が強く感じられたのも良い。さてネタバレせずにほめたたえるにはもうこの辺が限度かと思うが、とにかくよかった。いずれ前作とあわせて読み返したい。2021/05/12
ほにょこ
0
★★★☆☆ 居残り方治シリーズ2巻。敵役が独特で主人公も最強という程ではないので緊迫した戦いが楽しめますね。あの人が再登場したのも嬉しかったです。続編出してほしいですね。2022/07/19
Sept
0
面白かった。登場人物たちが愛おしくて、少し泣きそうになった。読み終えたことがさみしい。2022/03/18
しろちゃ
0
とても面白かったです。時代ものですが分かりやすく、登場キャラクターが敵味方みんな魅力的です。2020/07/23