創元SF文庫<br> 失われた世界

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創元SF文庫
失われた世界

  • ISBN:9784488608057

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内容説明

その昔、地上を跋扈していたという古代生物は絶滅したのだろうか? アマゾン流域で死んだアメリカ人の遺品の中から、奇妙な生物が描かれたスケッチブックが発見された。人類が見ぬ地を踏んだ唯一の男が遭遇したのは、有史前の生物だったのではないか。英国の学会にその名をとどろかすチャレンジャー教授は、論敵の学者、冒険家、新聞記者からなる調査隊を率いて、“失われた世界”を求め勇躍アマゾン探険におもむいた。SFとミステリの巨匠コナン・ドイルが描く、不朽の名作“ロスト・ワールド”。初出誌〈ストランド・マガジン〉の挿絵を再録。/カバーイラスト=生頼範義/解説=日暮雅通

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

43
シャーロックホームズで有名なコナンドイルのアマゾン探検記。先日読了した『アマゾン河探検記』はノンフィクションだが、本書はフィクション。ジェラシックパークばりに恐竜がわんさか出てきます。少年に戻った気分になりました(^.^)2020/11/27

詩 音像(utaotozo)

32
マイ新訳オブ・ザ・イヤー2020の内の一冊。1912年原著。本文中挿画が初掲載誌ストランドの50点近く、表紙が1970年に描かれた生賴範義のイグアノドンでダブルヴィンテージアート!装画のみならず、中原尚哉の訳は決定版級の読み易さで、細部まで巧妙な恐竜秘境探検冒険小説に没入。既訳で知ってるはずの細部にも新たな気付き。度量衡換算、一人称(マローン「僕」、チャレンジャー「吾輩」、ロクストン「わたし」、サマリー「わし」)等、親切設計!ホームズ訳者、日暮雅通の要所を押さえた解説で、有名なエピグラフが更に味わい深く。2021/01/09

まさ

27
ドイルの冒険物語。"アマゾンの奥地"というだけで想像が膨らみます。そして、登場する恐竜たち。人も多様。学者同士のやりとりもおもしろい。なんだか現実にありそうに感じてしまう。2022/05/30

Our Homeisland

24
子供の頃に夢中にホームズを読みましたが、それ以外のものは読んだことがなかったので興味を持ちました。期待以上に楽しめて良かったです。ストーリー展開も面白いし、「それは無茶すぎるだろう」という唐突さが不快な部分もありませんでした。古臭さを感じさせないのが凄いです。私はイギリス人の「鼻持ちならないスノッブさ」が結構好きです。チャレンジャー教授が出てくるシリーズは他にもあるようなので、いずれトライしてみてもいいかなと思います。2021/06/10

北風

16
この手のネタとしては、ヴェルヌとは違いはあんまり無かった。特筆すべきは、チャレンジャー教授なんだけど……。帯にはホームズと並ぶヒーローって書いてあったけど、個人的にはヒーローはジョン・ロクストン郷が、冒険野郎で格好良かった。チャレンジャー教授は変人で、しかもネタ扱い! そこがヴェルヌとは違うところ。そういうネタ(ウィット?)があるのが、ホームズっぽいところがあって、ドイルらしいところだったかな。2020/08/22

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