内容説明
曽野哲学がこの一冊に。
だから、老年はおもしろい。
いま、この高齢化社会の中で、どのように老いを生きればよいのか。
誰にでも訪れる、老年の時間を、自分らしく過ごすための心構えとは。
悲しみや不運をどう処理して乗り越えていけばよいのか。
人生でもっとも自由な時間である「老いの時間」を、心豊かに生きるための「言葉の常備薬」。
「もういつ死んでもいいという感覚には、すばらしい解放感があった。冒険に出たかった青春が再び戻って来たようだ。
しかし青春と違うのは、私が常に終焉の近いのを感じつつ生きていることだ。それゆえに、今日の生はもっと透明に輝いてもいる。」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
58
もう少し歳を重ねてから読んでも良かったかな。まだまだ自由な時間を作れない。ちょっと先の楽しみにしよう。それまでに冒険できる元気を持てるよう課題だ。2016/08/23
る-さん
1
「人間というのは、制度がいかに整備されていても、物質的に豊かであっても、それだけで心が満たされるものではありません。いついかなるときでも、自分で幸せになる道を見つけて、自分自身を見失わずに生きるしかない。」これは老年とて同じだということなのだろう。選んで生きること、またその選択の結果に文句を言わないこと。必要な物質の限度を知り、得たものを少しずつ始末して帳尻を合わせていくこと。「私の実感によると、人生の面白さは、そのために払った犠牲や危険とかなり正確に比例している。」老年の冒険を後押しする理由となりうるか2023/09/18
一彩
1
家中に鏡を十枚おいた知人の話・・・どの年代にも必要かも2015/03/19
ブロッコリー
0
図書館。「 もちろん私にも生き方の好みはある。 ゆで卵のかたさに好みがある程度に 、こういう生き方が楽そうでいいとかこう生きられたら 素敵だという感じの 好みはある。」 という感じの本。 2020/03/19
かんな
0
抽斗を1つf´・ω・`)空にしようと思いました。今度の休日。2019/10/11