出版社内容情報
●遺伝子学・宇宙科学・AI……科学は人類を何処へと誘うか?
●最新科学の研究がもたらす「新たな人類の進化」とは?
●8名の科学の権威が語る、ポスト・ヒューマン世界の展望!
ピンポイントでゲノム情報を改変する「クリスパー・キャス9」でノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏や、「人生200年時代」の到来をうたうデビッド・A・シンクレア氏など、一昔前ならSFの世界だったような事象が、いま現実の世界で実現されようとしている。
しかし、科学の発展がもたらす「人類の新たな進化」には、大きな思想的・哲学的問題が立ちはだかる。古来より不変の自然の理を超え、人為的に達成される進化を、人類はどのように認識すべきか。そもそも、ヒトが現代の「知性のあるヒト」になったのは必然か、偶然か――。
世界の科学者8名が語る、これからの進化論と、ポスト・ヒューマン世界の展望。
内容説明
遺伝子操作で親が望む外見・能力を持ったデザイナー・ベイビーを作る、細胞の老化を抑えて200歳まで生きる。かつては空想の世界の産物とされた事象が、いま現実の世界で達成されようとしている。しかし、科学の発展がもたらす「人類の新たな進化」には、大きな思想的・哲学的問題が立ちはだかる。古来より不変の自然の理を超え、人為的に達成される進化を、人類はどのように認識すべきか。そもそも、ヒトが現代の「知性のあるヒト」になったのは必然か、偶然か―。世界の科学者8名が語る、ポスト・ヒューマン世界の展望。
目次
プロローグ―科学の発展がもたらす「人類の新たなる進化」
1 ゲノム編集はヒトの希望か(ジェニファー・ダウトナ)
2 「人生200年時代」の到来(デビッド・A・シンクレア)
3 「目に見えない」宇宙の秘密(リサ・ランドール)
4 人類は「自己家畜化」に陥っている(ジョセフ・ヘンリック)
5 AIに料理はできるか(ジョナサン・シルバータウン)
6 物理法則に制限される生命(チャールズ・コケル)
7 世界大戦が起きれば数分で終わる(マーティン・リース)
8 宇宙に「知性」は存在するか(ジョナサン・B・ロソス)
エピローグ―進化論は科学の範疇を超える
著者等紹介
大野和基[オオノカズモト]
1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79~97年渡米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、国際情勢の裏側、医療問題から経済まで幅広い分野の取材・執筆を行なう。97年に帰国後も取材のため、頻繁に渡航。アメリカの最新事情に精通している。訳・編著書など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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